投稿者「tanakaryusaku」のアーカイブ

【パレスチナ発】いつ勃発するか分からない第3次インティファーダ

 平和が薄氷の上に成り立っていることをあらためて考えさせられた一日だった。  パレスチナ最大の抵抗組織ファタハの集会が、29日、ヨルダン川西岸の中心都市ラマッラーであった。ファタハ設立66年周年を記念する集会である。   …
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【パレスチナ発】少年鎮圧に本気出すイスラエル軍 「カメラが身を守る」

 カランディア国境検問所付近で27日、イスラエル軍(警察も含む)とパレスチナの少年たちとの間で衝突があった。  兵士の口臭が匂ってくるほどイスラエル軍を間近で取材するのは4年ぶりだ。  田中は撃たれたくないのでPRESS …
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【パレスチナ発】 武装勢力の拠点、難民キャンプは厳戒態勢 「安全は保障しない」

 毎晩のようにイスラエル軍が侵攻してくるというジェニン難民キャンプ。SNSで同キャンプでの銃撃戦を見たことはあるが、ジャーナリストを名乗る以上この目で確かめたかった。   24日の日中、田中は地元フィクサー(通訳兼案内人 …
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【パレスチナ発】記者が銃弾に倒れた街ジェニン 「ここでは写真を撮るな」

 ウエストバンク最北端のジェニン。イスラエル軍が毎晩のように難民キャンプに侵攻して来て銃撃戦になると聞き、田中は最果ての地に赴いた。  イスラエル軍はジェニン難民キャンプを武装勢力の拠点とニラんでいるようだ。  ナブルス …
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戦争に予兆あり 観念論ではなく現地でつかむ

 1年前のきょう12月24日、田中はウクライナに着いた。飛行機がまだ飛んでいたので空路でのキーウ入りだった。  年をまたいで2月24日、開戦となった。大きな大きな戦争の下準備として2ヵ月は短かった。  田中は8年前(20 …
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【パレスチナ発】ここはガザか いとも簡単にイスラム教徒が殺される街ナブルス

 ウエストバンク北部の都市ナブルスは、ユダヤ教の聖地でもあることから緊張が絶えない。  21日深夜、若者(23歳)がイスラエル軍に射殺されたと聞き、翌朝陽が昇ると田中は現地に向かった。若者が有名サッカー選手だからではない …
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【パレスチナ発】イスラエルが返さない117体の遺体

 「期待した方が愚かだった」と言えばパレスチナの民に失礼になる。イスラエルの刑務所に長期収監され、事実上の獄中死を遂げたファタハ№2のナセル・アブ・ハミド氏。  氏の遺体がイスラエル側から返されるのを、田中はパレスチナ赤 …
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【パレスチナ発】抵抗のシンボル、事実上の獄中死

 パレスチナ民族にとっては抵抗のシンボル。ユダヤ民族にとってはテロリストー  インティファーダでイスラエル兵を撃ったなどとしてイスラエルの刑務所に計25年間収容されていたファタハ№2のナサル・アブ・ハミド氏(51歳)が、 …
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【パレスチナ発】ライフルの薬莢が散乱する住宅街

 ヨルダン川西岸ラマッラのジェレゾン難民キャンプ(人口6万人)はごく間近にユダヤ人入植地と向き合う。洗濯物が見えるのではないかと思うほどだ。  当然イスラエルとの間で強い緊張が続く。2週間前、2人の若者がイスラエル兵に射 …
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【パレスチナ発】取材車にもピリピリ 警戒強める難民キャンプ

 車の離合ができないほど狭い道路がくねくねと続き、トイレが詰まったような悪臭が鼻を突く。エルサレム北隣のカランディア難民キャンプである。  同難民キャンプにはイスラエル建国(1948年)と第3次中東戦争によってエルサレム …
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