ガザでイスラエル軍が救急車を爆撃し多くの死者を出したことは、田中もX(旧ツイッター)で伝えたが―
救急車が爆撃されたのは、5万人もの避難民がひしめくアルシーファ病院前であることが分かった。BBCが報じた。
イスラエル軍は「救急車がハマスの戦闘員と武器弾薬を運んでいたため爆撃した」と主張する。その一方で爆撃場所は明らかにしていなかった。
アルシーファ病院前は欧米の報道機関と契約する現地記者が陣取る。BBC、CNN、ロイター・・・我が友人もその一人だ。
ハマスが戦闘員や武器弾薬を搬入してくれば、世界を代表する報道機関のジャーナリストに目撃される。イスラエルの主張には無理がある。
2008‐09年戦争の際、ハマス系の報道機関に勤める青年は「移動の手段は徒歩だ。バイクや車を使うとJewish Military(イスラエル軍)から爆撃されるからね」と明かしてくれた。
ガザ北部では普通の乗用車がイスラエル軍に砲撃される惨事も起きている。もはや「動くものは何でもハマス」「動く物は何でも撃て」の世界に入ったようだ。
救急者への爆撃に国連のグテーレス事務総長は「恐怖を覚える」と述べた。
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田中は人類史に残る大虐殺が起きる恐れのあるガザを取材するためにパレスチナに赴きました。
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