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富める者にも貧しき者にも 平等に咲く桜

 拙宅のすぐ傍に人工地盤の上にできた公園がある。風が吹くと砂が巻き上がって灰色の地盤がむき出しになる。    公園の真下は地下鉄の駅だ。地下鉄の駅の天井に人工地盤が乗っかっている、といった方がいい。  公園の桜がいま満開 …
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写真で綴る東京都知事選2020

 『女帝』は一度も街頭に立たなかったが、数少ない露出をカメラは見逃さなかった。  不気味な笑顔と氷のように冷たい目。かしずく都職員は粗相のないよう緊張しきっていた。  野党共闘の御旗のもと、野党の党首たちは宇都宮候補の応 …
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暗い目をした子供たち 戦争と貧困

 世界のこども写真展が都内で開かれていたので観に行った(最終日=16日)。  子供の顔は国情を反映している、といわれる。その通りだったので、いささか暗澹とした気持ちになった。  4人のフォトグラファーがバングラデシュ、パ …
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【これは写真展の作品ではありません。】帰属問題で紛争のあったナゴルノカラバフ自治州から逃れてきた難民の子供。=2004年、アゼルバイジャンの首都バクー 写真:筆者=

【ガザ点描】 日本の援助打ち切り 助かる命も助からず

 イスラエル国境に近いガザ東部のアル・シジャーイヤには、イスラエル軍の苛烈な爆撃が続いていた。昼夜を隔てずして空と陸から砲弾が雨あられと浴びせられていた。  夥しい数の犠牲者が出ていることは自明の理だった。負傷者の救出に …
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『Japan ODA』、消防車の車体にはシールが貼られていた。=7月23日、ガザ市内 写真:筆者=

終わりなきガザ戦争 束の間の平和も危うく

 停戦延長の願いもむなしく戦闘は再開された。19日、ハマス(あるいはイスラム聖戦)がロケット弾を発射したとして、イスラエル軍が報復攻撃を開始したのである。  ハマス軍事部門のモハンマド・ディーフ司令官の妻と子が狙われ、殺 …
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廃墟から復活した村は再び破壊された。女の子が持っているのは、パンを延ばす棒と台。=18日、アブドラッポ村 写真:筆者=

【ガザ発】 ハマス政治部門・高官インタビュー ~上~

 ハマス政治部門・高官が11日、ガザ市内で 田中龍作 とイタリアの有力紙『ラ・レプブリカ』の元名物記者(75歳)の共同インタビューに応じた。  高官はムスタファ・サワーフ氏(59歳)。ハマスはイスラエルによる暗殺を逃れて …
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ムスタファ・サワーフ氏。何を聞かれても冷静かつ論理的に答えた。=11日、ガザ市内 写真:筆者=

【クリミア発】 ロシア海軍「自沈作戦」 ウクライナ海軍を湾内に閉じ込め

 船は座礁、転覆しているのではない。湾の出入り口を封鎖するため爆破されたのである。ウクライナ海軍が基地を置くドヌーズラフスキー湾。黒海に向かって油壷を逆さにしたように広がる。壺の出入り口は200メートル足らずだ。  ロシ …
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船の右はドズール湾、左が黒海。水深が浅いため、船体は海上に姿を見せている。漁船のような小型船舶以外は航行不可能になっている。=7日、ドズール湾出入口 写真:筆者 

【クリミア発】 ウクライナ空軍 「我々は投降しない」

 ウクライナ危機で初めてロシア軍の発砲(威嚇射撃)があったベルベク空軍基地は、同軍による空港占拠が続く。空港入り口の道路はロシア軍の大型トラックで封鎖され、立ち入り禁止となっている。裏手に回って滑走路が見える地点まで道な …
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「学校の勉強は順調に進んでいるかい…」。ウクライナ兵士は娘(小学3年)に語りかけた。=5日、ベクベル空軍基地 写真:筆者=

「一緒に生きよう」 差別撤廃求め大行進

 「●●人を殺せ」「●●人は出てゆけ」…マイノリティーへのヘイトスピーチが吹き荒れる新宿・大久保の様相が一変した。差別撤廃を求める市民たちがきょうデモ行進した。  「東京大行進」と名付けられたパレードは、レイシストによる …
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駒井真由美さん。娘(小6)の卒業式のために作ったチマチョゴリを着て参加した。=22日、新宿 写真:山田旬=
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【官邸前エクスプレッション】 3月10日 福島の惨劇から2年

 金曜恒例となった原発再稼働反対集会には、人々が脱原発への思いを込めて、首相官邸前、国会議事堂前に足を運んで来ます。  「怒り」「悲しみ」「呆れ」「憎しみ」…。永田町の一角に人間の感情が迸ります。島崎ろでぃと諏訪都は膨大 …
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3月11日は月曜日だったため前日の10日(日曜日)が事実上の「原発事故2周年」となった。昼ごろまではポカポカ陽気で子ども連れが目立った。=3月10日、日比谷公園 写真:諏訪都=
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