
酒井なつみ候補(中道)は高額医療費の限度額を引き上げてはならないと警鐘を鳴らす。=5日、江東区(東京15区) 撮影:田中龍作=
高額医療費制度のおかげで女房は命拾いし、我が家は破産せずに済んだ―
いきさつはこうだ。女房が一昨年秋、コロナに罹患した。救急搬送される際、救急隊員が言った。「搬送先は●●●になりますけど宜しいですか?」。
●●●は名だたるセレブの病院だ。差額ベッド代を考えると膝が震えた。
受け入れ病院がなかなか見つからない。女房は虫の息だ。女房の命には換えられない。田中は「宜しいです。お願いします」と答えた。
女房は2週間ほど入院しただろうか。覚悟を決めて支払い窓口に行った。読者の方々が寄せて下さった浄財があるので、破産はせずに済むはずだ、と自分に言い聞かせた。
支払い窓口に行くと事務員が「高額医療費制度というのがありまして、田中さんの場合はこの線です」と言って一覧表を見せながら、具体的な金額を示してくれた。
田中でも払える金額であることが分かると、制度の有難さに涙が出た。

女房は高額医療費制度のおかげで命を救われた。=2024年、都内の病院 撮影:田中龍作=
今年8月から年間の上限額が飛躍的に上がる。富裕層でも堪える金額だ。我が家のような貧困層だと医療費を払えなくなる。
看護師だった中道の酒井なつみ候補(東京15区)はカネの切れ目が命の切れ目となることを身をもって知る。
衆院予算委員会で質問に立ち、高額医療費制度の限度額引き上げに反対した。今回の選挙でも同様の訴えを貫く。

救急車は貧乏人でも分け隔てなく搬送してくれる。だが高額医療費の限度額が引き上げられれば、病院から先はカネの切れ目が命の切れ目となる。=5日、江東区(東京15区) 撮影:田中龍作=
保健所の保健師だった亡き母は「医療は恵まれない人のためにある」が口癖だった。その医療制度が破壊されようとしている。
家族が命を失っても構わない、我が家が破産してもどうってことない、と思う人は自・参・維に投票すればよい。
~終わり~
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