【レバノン発】ベイルート中心部にもイスラエル軍の爆撃が迫ってくるようになった

集合住宅の3~4階部分にイスラエル軍のミサイルが突き刺さった。=11日、ベイルート中心部 撮影:田中龍作=

日本時間の11日朝、ベイルート市中心部 Nas Al Nabaa の集合住宅にイスラエル軍のミサイルが着弾。少なくとも22人が死亡、117人が負傷した。

ミサイルが突き刺さったのはビルの3~4階部分。明らかにピンポイント攻撃だ。

地元住民によると「あそこ(3~4階)に住んでいたのはヒズボラではない」。

地域はヒズボラと普通の市民との混住エリアという。田中が現場に着いた時、イスラエル軍のドローンが上空をワンワンと音を立てて飛行していた。

現場の警戒にあたっているのはレバノン軍兵士。ヒズボラではない。=11日、ベイルート中心部 撮影:田中龍作=

確かにダヒヤのようにヒズボラの支配地域ではないので、取材規制はなく、10人を超すジャーナリストが現場に来て、まめまめしく動いた。

現場を東京に喩えるならば、港区あたりになるだろうか。ダヒヤは郊外。

イスラエルがヒズボラの重要拠点ばかりでなく、ベイルートの中心部まで爆撃し始めたと見るのは早計か。

 ~終わり~

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田中は3枚のクレジットカードをこすりまくって戦禍のレバノンにやってきました。大借金です。

産油国イランを巻き込んだ大規模戦争に発展しつつある今回の衝突を、現地から伝える日本人ジャーナリストは今のところ、田中龍作だけです。

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