
高市首相の腕は自在に動いていた。NHK日曜討論をドタキャンするような傷を負ったようには見えなかった。=3日、所沢市 撮影:田中龍作=
スターをひとめ見ようとする人たちで会場は身動きが取れないほど一杯になった。
移動するのにも押し合いへし合いしなければならないのだ。「オマエなんだよ!さっきから押しやがって」。田中の前を行くオヤジはすっかりケンカ腰だった。
人気者だった安倍首相の街宣をしのぐ人出である。これだけでも驚きだ。
高市首相がきょう3日、所沢駅西口で柴山昌彦候補(埼玉8区)の応援演説をした。

街宣会場は人で埋まり身動きがとれなかった。安倍首相の時でも少しは動けたのだが。=3日、所沢市 撮影:田中龍作=
人気が上すべりでなく投票に結び付けば、新聞テレビの予想通り自民単独で過半数を取ることになる。
前回(2024年)の総選挙で落選の憂き目を見た裏金議員や壺議員は議席を取り戻すことになる。初当選者も少なからず出てくるだろう。
大量の自民党候補者が国会議員になるのだ。彼らは高市首相を神様のように崇めたてるようになる。
総理総裁は選挙に勝つことが何よりだ。強固な党内基盤に支えられて高市首相は何だってできるようになる。
スパイ防止法、憲法改悪にとどまらない。司法や行政を壟断できるのだ。安倍政権以上の独裁となる・・・想像するだに恐ろしい。
田中は現場で韓国のテレビ局KBSにインタビューされた。記者は流暢な日本語で「どんな選挙になりますか?」と聞かれた。
田中は「自民党に勝たせたら独裁国家になる。崖っぷちの選挙だ」と答えた。

女性は早苗ポーチと日章旗を手に声援を送り続けた。=3日、所沢市 撮影:田中龍作=
公明党・創価学会に精通した知人のジャーナリストは、自民圧勝に首を傾げる。
学会は原田会長の号令のもと中道に投票する。自民党に流れたとしても、ごく僅かというのだ。
昨年末、公明党が自民党との連立を解消した時、自民党は40~50議席を失うとする試算があった。「自民圧勝」なんて夢物語なのである。
選挙の行方は学会票の行方にかかっていると言えよう。仏が勝てば高市早苗は神になり損なう。
~終わり~
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【読者の皆様】
田中はシリアやベネズエラなど世界の独裁国家の恐ろしさを見てきただけに、今回の選挙には並々ならぬ危機感を抱いております。
高市自民に選挙を勝たせてはならないのです。独裁国家になればもっと貧困が蔓延(はびこ)ります。言論の自由はなくなります。捜査機関は拷問さえできるようになります。
新聞テレビと違って、高市独裁に警鐘を鳴らすのが田中龍作ジャーナルです。その取材活動をお支え下さい。大赤字となっております。

















