
NHKの当選確実が出ると、玉城はカチャーシーを踊り出し、喜びを爆発させた。=2018年9月、那覇市内 撮影:田中龍作
沖縄県知事選挙がきょう(27日)、告示された。現職の玉城デニー(66歳)と総務省官僚出身の古謝げんた(42歳)の一騎打ちだ。
玉城は立民、共産、社民、社大、レキオ、いのちが支援する。古謝は自民、維新、国民、参政、保守、公明県本部の推薦を受ける。
沖縄の選挙に詳しい人物によれば、3選を目指す玉城にとっては厳しい情勢となっているようだ。理由は以下―
2月にあった衆院選で野党は、沖縄4つの選挙区すべてを失った。玉城の選挙を支えてきたオール沖縄が事実上壊滅したのである。

「極左の親玉=現職知事(玉城)」とするキャンペーンとセットになっている。出所不明。
修学旅行の高校生を乗せたボートが転覆した事故が、計り知れぬほど大きかった。ボートの運営主体がこれまでの選挙で玉城を支援していたからだ。自民党はここぞとばかり玉城知事を攻め立てた。
ボート転覆を玉城と絡めた極左キャンペーンまで繰り広げられているありさまだ。キャンペーン主体は不明だが。
一方、沖縄県知事選で古謝が負けるようなことになれば高市政権にとって大打撃だ。
来年春に統一地方選挙があるが、「高市では負ける」ということになり、「高市降ろし」が始まるだろう。実際、高市政権が発足してからというもの、自民系候補は負けが込んでいる。

「デニー頑張れよ」と励ますオバア。=2018年9月、豊見城市内 撮影:田中龍作=
デニー知事が初当選した2018年のヒリヒリした感触が忘れられない。田中は翁長前知事が死去するとすぐに沖縄入りした。
沖縄2紙よりも早く単独で玉城本人から県知事選挙への出馬を聞き出した。
「子どもの頃、『父親が米兵なのに英語を話せない』とからかわれて随分とイジメられた」と明かした。
沖縄の戦後を背負って生き続けた玉城デニー。
辺野古を見れば一目瞭然のように、中央から沖縄への押し付けは容赦がない。
沖縄の民意を代弁できるのは古謝よりも玉城だと思うのだが、いかがだろうか。(文中敬称略)
~終わり~
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