東京都知事選挙の告示日が10日後に迫った。今回は勝てる候補が野党陣営から出馬するとあって、告示日のはるか前から右も左もヒートアップ気味だ。
きのう9日、野党陣営が都内で街宣をしていたところ、男(40代と見られる)が拡声器で怒鳴り声を上げたが、政党スタッフに制止された。制服警察官がすぐに駆け付け事なきを得た。
無頼漢による威力業務妨害を、アホなジャーナリストが「選挙妨害」と誤記した。そう。選挙は始まっていないのだから、確かに誤記だ。
アルバイトでネガキャンに勤しむネトウヨの類はそれを見逃さなかった。狂喜乱舞しながら雲霞のごとく群がってきた。
「選挙と認めたんだね」「(野党の候補予定者の名前をあげながら)●●は公選法違反だ」と鬼の首でも取ったようなクソリプを投げ込んできた。
バカバカしい。当該政党や候補予定者のスタッフが「選挙妨害」とは一言も言っていないのだ。頭の悪い一介のジャーナリストが誤記したに過ぎないのだ。
もっと敏感に反応したのが、野党候補予定者の支援者だった。
環境保全に熱心な人物は「龍作さんの誤記のせいで(候補予定者の名前をあげながら)●●さんが公選法違反で逮捕される」とショートメッセージを送り付けてきた。
アホなジャーナリストの誤記で動くほど捜査機関は暇ではないのだが、お分かり頂けないようだった。
重箱の隅を突くようなネガキャンで選挙の当落は決まらない。
敗戦が明らかになった後でテレビのコメンテーターが「●●候補はスキャンダルが響いた」と論評することがあるが、あくまでも候補者本人の不始末だ。ネガキャンではない。因果応報。当然の帰結なのだ。
選挙の当落を左右するのは「失政に対するノー」と「業績への信認」と「変革への期待」である。
~終わり~
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