
立憲立ち上げの記者会見。=2017年、都内 撮影:田中龍作=
超ド級の失言が飛び出した。立憲の元代表・枝野幸男サンが消費税減税を「無責任なポピュリズム」と言い放ったのだ。
いま庶民は食べて家賃を払うのに四苦八苦しているのだ。食品や生活用品だけでも消費税率が下がるかゼロになれば、低所得者層はどれだけ助かるか。
消費税減税をポピュリズムと決めつけたことで、枝野サンは人々の神経を逆なでしたのである。
カラオケで欅坂(現・櫻坂)ナンチャラを熱唱するのが趣味で、浮世離れした枝野サンには分かるまい。
「次の世代にツケを回す」も何もないだろう。今の世代が野垂れ死ねば、次の世代なんてありはしないのだから。
野田佳彦さんが首相在任時(2012年)、消費税増税の口実にした「社会保障と税の一体改革」は、ウソであることがバレていることを知らないのだろうか。

庶民は1円でも安い品物を探して近所のスーパーを彷徨い歩く。カラオケ三昧の枝野サンには人々の生活苦なんて分かるまい。=都内 撮影:田中龍作=
政治家の失言は、選挙の大敗に結び付く。
「日本は天皇を中心とした神の国」(2000年5月)、「無党派層は(投票に行かず)寝ていてくれたらいい」(同年6月)・・・森首相の失言は当時、マスコミを賑わした。
案の定、6月の衆院選で自民党は38議席も減らしている。
立憲がこのまま夏の選挙に突っ込めば、大敗北は避けられない。泥船からの脱出議員が相次げば、野党再編成となる。
~終わり~
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