
現場は黒煙が立ち上っている場所の隣(左上方向に)だ。=日本時間11日零時ごろ、ベイルート・ダヒア 撮影:田中龍作=
イスラエル軍の空爆に遭ったばかりのベイルート南部地域に、田中は向かった。上空はドローンが舞っており、2発目投下も充分ある。
ヒズボラの最重要拠点ダヒアに隣接する地域だ。数時間前にイスラエル軍から退去命令が出ていた。
現場に到着するなりシーア派(ヒズボラと同じ)の青年たちに取り囲まれた。20代後半と見られる男性が「モバイル(スマホ)のストック写真を見せろ」と物凄い剣幕で迫ってきた。
ドライバーによると「イスラエルの回し者ではないか」と疑われたようだ。
嫌疑が晴れるとシーア派の男性は「映像は撮るな」「すぐ立ち去れ」と命じた。神殿の丘などイスラエルの写真を残していなかったことに胸を撫で下ろした。
空爆による惨事を取材報道させた方が、イスラエルの悪逆非道を、世界に知らしめることができるのに・・・切歯扼腕しながら現場を後にする田中だった。
~終わり~
◇
戦争ができる国になれば、日本はいつ戦争を仕掛けられても不思議はありません。
ジャーナリストは一早く戦争の匂いを嗅ぎつけなければならないのですが、戦場取材には多額の交通費を必要とします。
フリージャーナリストが個人で賄いきれるものではありません。ご支援何とぞ御願い申し上げます。
【経済的に過酷な取材を支えて下さる篤志家様はいらっしゃいませんでしょうか】

















