「龍作さんのおかげで時給1,500円を確保できました」。都内のオフィスに勤めることになった女性が言った。彼女の嬉しそうな顔が数年経った今でも忘れられない。
『田中龍作ジャーナル』のアルバイトの時給が1,500円であることが、彼女の賃金を決める時に大きく影響したようだ。
(ちなみに田中龍作ジャーナルの従業員は現在ゼロ人である。雇えないのだ)。
田中は自慢話をしているのではない。1,500円で満足な暮らしができるわけではないからだ。
とはいえ働いても働いても食べてゆけない状態からは脱却できる。
時給1,500円のネックは、中小零細企業の場合、経営に響くことだ。従業員を何十人も雇う中小零細は、赤字がさらに膨らむ恐れさえある。倒産する会社もあるだろう。
経営を圧迫しないよう中小零細企業へは政府が補助金を出せばよい。財源はトマホーク購入を止めれば捻出できる。無駄な財源は数えきれないほどある。
解せないのは大企業だ。空前の内部留保を貯め込んでいるのに、労働者には反映されない。派遣会社の搾取もある。
働く者が貧しくて結婚もできなければ、少子高齢化は進む一方だ。日本という国も早晩亡びるだろう。あるいはどこかの国の属国になるか。属国になれば、生活はもっと悪くなる。
ガラガラポンでこの国を作り変えるしかない。
~終わり~
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『田中龍作ジャーナル』はかつてない財政危機に見舞われています。危急存亡の事態です。
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