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再掲載【ナゴルノカラバフ報告】進化する楯と矛 極地戦でさえ兵器の実験場

軍事力で勝る隣国に奪取されてしまい、地図上から地名が消えた地域の記事を再掲載しております。外交でどうにかなるものではない国際政治の現地です。オリジナルは2020年12月です。      ■      ■  人間の知恵は何 …
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再掲載【ナゴルノ・カラバフ発】児童「戦場を見ないで済む日本のような国になりたい」

 国際政治の現実を伝えるため、忘れ去られつつある戦地の記事を再掲載しております。オリジナルは2020年12月です。     ■     ■    ロシアが仲介した和平停戦から21日目のきょう、州都ステパノケルトの小中学校 …
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【晴海フラッグ】都民の財産を三井不動産に献上したのにゴーストタウン化する街

 東京都が都有地を市場価格の10分の1で三井不動産などに叩き売った晴海フラッグを歩いた。  東京ドームが3個も入る広大な土地に億ションが林立する。億ションは投機対象となっているため居住実態のない部屋が目立つ。  一部報道 …
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虐殺を伝えるため田中はパレスチナを反芻する

 戦場を離れて早や6ヵ月が経つ。耳と鼻が鈍ってきた。たまに戦場に行くのが一番危ない。「これくらい大丈夫だ」とタカをくくるからだ。  カンを鈍らせないためにも時々、パレスチナを反芻する―  難民キャンプとその周辺は真っ昼間 …
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アルジャジーラ活動禁止 イスラエルの真の狙いは

 イスラエル戦時内閣は5日、衛星放送局『アルジャジーラ』がイスラエル国内で活動することを禁止した。  アルジャジーラの報道が国家の安全を脅かしているという理由だ。カリ逓信相は「アルジャジーラはハマスの代弁者」とまで決めつ …
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【ガザ】エイドワーカーが “誤爆” される理由

 「ん、これは爆撃すると厄介なことになるかな?」…イスラエル軍は躊躇した時、ドローンの高度を思い切り下げる。ヒット可なのか、不可なのかを確認するためだ。  耳に飛び込んでくるドローンのエンジン音は、耳の傍で草刈り機がワン …
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これがガザに降り注ぐ砲弾だ

 「プシュン」。ダンプカーのエアブレーキを鋭くしたような音と共に戦車から砲弾が発射される。  周囲の空気を圧縮するのだろう。取材車の窓ガラスがミシミシと音を立てた。  「ドカーン」あるいは「ドーン」というのは距離のある場 …
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蚊取り線香が蘇らせるアジアで一番長い内戦と拷問部屋

 暖かくなり早速、蚊に悩まされ始めた。我が家は昨夜から蚊取り線香を焚いている。  蚊取り線香の匂いを嗅ぐと凄惨な思い出がよみがえる。  20年も前になるが、アチェの内戦取材でインドネシアのジャングルに入った時のことだった …
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パレスチナの「日本通り」

 一部マスコミ報道によると日本政府は米国に追随し停止していたUNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)への支援を再開する方向で検討を始めた。  UNRWAによると日本政府は年間3千万ドルを拠出している(2022年)。世 …
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ウクライナはそれでも戦う 「我々には選択肢がない」

 2022年2月24日未明、キーウ空港方面に雷が落ちたような激しい爆撃音が響いた。私は投宿先のホテルからタクシーを走らせた。空港は治安部隊によって封鎖されていた。  道路は西に向けて脱出する人々で大渋滞だ。  ロシアがウ …
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