街頭の両替商。武装ガードマンが守る(カブール中心部で。写真=筆者) 8月に実施されたアフガニスタン大統領選挙でカルザイ大統領陣営に大掛かりな不正があったとされる問題が、米軍のアフガン戦略に重大な影響を及ぼしている。AF …
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アフガン不正選挙で米軍増派を見合わせ
岡田外相アフガン訪問への疑問符
カブール市内を走り回る武装警察。こんな治安情勢下での職業訓練にどれほどの効果があるのか(写真=筆者撮影) 岡田克也外相が12日、アフガニスタンを訪問した。元タリバーン兵などへの職業訓練プログラムの実施をカルザイ大統領に …
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「9・11テロ」から8年、混迷からの脱出を
米国はムジャヒディーンの地に迷い込み足を取られた(カブール郊外で。写真:筆者撮影) 冷戦崩壊後、世界で唯一つの超大国となった米国のそれも経済と政治の中枢が攻撃された「9・11テロ」から8年が経つ。 世界を震撼させ …
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アフガン駐留米軍、最大規模作戦の呆れた理由
アフガン駐留米軍は2日早朝から、タリバーンが事実上支配する同国南部のヘルマンド州で過去最大規模の作戦を開始した。NATO軍機が空から支援するなか米海兵隊4,000とアフガン国軍650の兵力を投入した。 師団長のラ …
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アフガン 米軍の最重要基地にロケット弾
アフガニスタンに展開するNATO軍の最重要・戦略要衝であるバグラム米空軍基地に21日、ロケット弾が撃ち込まれ米兵2人が死亡した。米軍にとって同基地が砲撃されたことは深刻な問題だ。 首都カブールから北東60キロのバ …
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アフガン治安最悪、次に来るシナリオは…
アフガニスタンの治安情勢は悪化が伝えられるようになって久しいが、タリバン政権崩壊(2001年)後、最悪の状態となっているようだ。 中東と中央アジアを管轄するアメリカ中央軍のベトレイアス司令官は11日、ワシントンの民間 …
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戦闘激化、パキスタンで大量の避難民
イスラム原理主義勢力タリバーンとパキスタン政府軍の戦闘激化で同国北部から大量の避難民が発生しているようだ。 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によればスワート地区では住民20万人が同地区を逃れ、さらに30万人 …
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なぜ続くアフガン紛争(最終回) ケシ王国の聖戦士
アフガニスタンの各民族は地方に割拠して軍閥を形成している。その経済を支えてきたのが、ケシ栽培だ。高地で空気がよく乾燥しているため、純度の高いヘロインが精製される。当然、「世界市場」で人気が高い。アフガニスタンは、世界の …
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なぜ続くアフガン紛争(5) 米国陰謀説の説得性
中央アジア諸国の北・東・西は米国に反発する国ばかり(地図作成:塩田涼) アフガニスタンの人々は「ここはパシュトゥン族の地区、そこはタジク族、あそこはハザラ族」などと敏感に気にかける。 前回取材のコーディネータ …
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なぜ続くアフガン紛争(4)ソ連に翻弄され続けて
アフガニスタンの統一国家誕生は遅い。18世紀にパシュトゥン人がカンダハルを首都に初めての統一国家を作った。だが、民族対立のため26年間しか続かなかった。幕開けからしてその後のアフガニスタンを予言していた。 長年の戦 …
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