» アフガニスタン

なぜ続くアフガン紛争(最終回) ケシ王国の聖戦士

 アフガニスタンの各民族は地方に割拠して軍閥を形成している。その経済を支えてきたのが、ケシ栽培だ。高地で空気がよく乾燥しているため、純度の高いヘロインが精製される。当然、「世界市場」で人気が高い。アフガニスタンは、世界の …
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なぜ続くアフガン紛争(5) 米国陰謀説の説得性

中央アジア諸国の北・東・西は米国に反発する国ばかり(地図作成:塩田涼)    アフガニスタンの人々は「ここはパシュトゥン族の地区、そこはタジク族、あそこはハザラ族」などと敏感に気にかける。    前回取材のコーディネータ …
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なぜ続くアフガン紛争(4)ソ連に翻弄され続けて

 アフガニスタンの統一国家誕生は遅い。18世紀にパシュトゥン人がカンダハルを首都に初めての統一国家を作った。だが、民族対立のため26年間しか続かなかった。幕開けからしてその後のアフガニスタンを予言していた。   長年の戦 …
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なぜ続くアフガン紛争(3) アンタッチャブルの部族地帯

部族地帯はパキスタン・アフガニスタン国境にまたがって細長く延びる(制作:塩田涼)  アフガニスタンとパキスタンの国境沿いにまたがる部族地帯(トライバルエリア)は、南北約1,000km、東西50~200kmの細長い地域だ。 …
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なぜ続くアフガン紛争(2) 「夜間単独」は自殺行為

 アフガニスタンの復興支援をめぐっては、「PRT( Provincial Reconstruction Team=地域復興チーム)への自衛隊派遣」案が、与野党共にある。民主党は「国連安保理決議があれば自衛隊を派遣する」と …
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なぜ続くアフガン紛争(1) 好戦的4民族が棲み分け

 アフガニスタンは3,000-5,000m級の山々が連なり、国土の4分の3が山地だ(地形図参照)。空路アフガニスタンに入ると、カブール国際空港に着くまで飛行機の窓から見えるのは切り立った山と谷ばかり。褐色の山肌に、白い綿 …
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【カブール発】アフガニスタン(5)紛争地域のジャーナリズム

パジュウォーク編集部(撮影:いずれも筆者) 【カブール発】 内戦終結後も紛争が絶えないアフガニスタンの実情を世界に発信し続けている通信社が、首都カブールにある。Pajhwok (パジュウォーク)News Agencyだ。 …
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【カブール発】アフガニスタン(4)「9・11」計画知った男の死

ムラ・ボルジャンの墓~手前、旗の下~とモスク(ジャララバード街道、撮影:いずれも筆者) 【カブール発】 アフガニスタンは南・東にいくほどタリバーンと同じパシュトゥー民族が多くなる。東の都ジャララバードがあるナンガラハール …
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【カブール発】アフガニスタン(3)首都の部族地帯はタリバーン支持

村人は筆者のためアラーの神にお祈りを捧げてくれた(パラチ・バグマン村。撮影:いずれも筆者) 【カブール発】 パキスタン、アフガニスタン国境にまたがるトライバルエリア(部族地帯)は、中央政府のコントロールが効かないことで有 …
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【カブール発】アフガニスタン 元聖戦士も“生活第一”

バグラム米軍基地正門(撮影:いずれも筆者) 【カブール発】 首都カブールからほぼ真北に向かって2時間半ほど車を走らせるとバグラム空港に着く。米軍の爆撃機や攻撃ヘリが轟音と共に頻繁に離着陸する。アフガニスタン戦争(2001 …
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