件の選挙コンサルが牛田陣営に出入りしていることに玉木代表は危機感を抱いているのだろうか？＝5日、上野 撮影：田中龍作＝
大石賢吾知事が公選法違反で刑事告発され、その後の対応をめぐって、今なお混迷が続く長崎県政。
今回の参院選では、大石知事を誕生させた自民党の現職と国民民主の新人候補とが大接戦を展開している。
ところが長崎の熱戦に水を差すような動きが東京で起きた。国民民主の候補で元NHKアナの牛田まゆ氏の陣営に、大石知事と共に公選法違反で刑事告発された選挙コンサルタントが関わっているのだ。
田中は選挙コンサルタントの実名を挙げて牛田候補にアテた。「●●さんのディレクションはどうですか？」と。
牛田氏の顔が凍り付いた…
5日18時ごろ上野、街宣現場でのひとコマだ。
牛田候補にアドバイスを与えた直後なのだろうか。街宣車とコンサルタント氏と牛田氏との３ショットまで押さえられている。
赤枠内のジャックジャパン株式会社は、件の選挙コンサルタントが代表取締役社長を務める。
昨秋の衆院選で、この選挙コンサルタントは長崎1区で国民民主の現職西岡秀子氏の相手陣営だった自民党の選挙を手掛けていた。下条陣営からは2名の逮捕者が出ている。
この選挙コンサルタントと自民・下条陣営との金銭的関わりは、選挙運動費用収支報告書で明らかになっている。ジャックジャパン株式会社とはコンサルタント氏が代表取締役社長を務める会社だ。
長崎県民が知ったら何と思うだろうか。
儲かりさえすれば、敵対陣営にも付き火種を残して歩く。まるで戦争屋ではないか。戦争が起きれば庶民は疲弊する。戦争屋のごとき選挙コンサルタントが、国政政党に加担すれば、選挙民はやせ細る。
牛田陣営の選対本部長を務める鳩山紀一郎衆院議員。＝5日、上野 撮影：田中龍作＝
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