» パレスチナ(ガザ・西岸)

【ガザ】エイドワーカーが “誤爆” される理由

 「ん、これは爆撃すると厄介なことになるかな?」…イスラエル軍は躊躇した時、ドローンの高度を思い切り下げる。ヒット可なのか、不可なのかを確認するためだ。  耳に飛び込んでくるドローンのエンジン音は、耳の傍で草刈り機がワン …
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これがガザに降り注ぐ砲弾だ

 「プシュン」。ダンプカーのエアブレーキを鋭くしたような音と共に戦車から砲弾が発射される。  周囲の空気を圧縮するのだろう。取材車の窓ガラスがミシミシと音を立てた。  「ドカーン」あるいは「ドーン」というのは距離のある場 …
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パレスチナの「日本通り」

 一部マスコミ報道によると日本政府は米国に追随し停止していたUNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)への支援を再開する方向で検討を始めた。  UNRWAによると日本政府は年間3千万ドルを拠出している(2022年)。世 …
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【ラファ】大量虐殺はこうして証拠隠滅する

 イスラエル軍のラファへの陸上侵攻は秒読み段階に入った。  ハマス掃討で非戦闘員に多大な犠牲者が出ることは免れない。これまでの死者2万8576人(ガザ保健省・14日現在)という数字がそれを物語る。  イスラエル軍にしてみ …
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【ガザ】ラファはこんな所だ イスラエル軍の地上侵攻迫る

 日本を除く国際社会がイスラエルのラファ侵攻を止めようと懸命の外交努力を続ける。  ヨルダンのアブドラ国王はワシントンに飛びバイデン大統領に直談判をした。カイロでは関係国が停戦を目指して首脳会談を持つ。  ところが米国に …
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ラファの大虐殺を防ぐには エジプトの革命に学ぶ

 約150万人が避難するガザ最南端のラファ。狭い街はパレスチナ住民がひしめく。  国際社会の制止をものともせずイスラエル軍は陸上侵攻するのか。侵攻すれば非戦闘員の死傷者は測り知れない。世界は固唾を呑む。  BBCがラファ …
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ネタニヤフ首相の戦争は収拾がつかないフェーズに入った

 イスラエル軍は2日、レバノンの首都ベイルートの南郊ダヒーヤをドローン爆撃し、ハマス幹部のサレハ・アル・アロウリ氏らを殺害した。  BBCはしばらく蜂の巣をつついたような騒ぎとなった。ハマスの幹部が殺されたからではない。 …
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日米合同委員会の「イスラエル‐米国版」が目論むガザ戦争の次

 世界中の批判を浴びながらも米国が国連安保理で拒否権を行使し、イスラエルのガザ戦争に肩入れするのには、れっきとした制度的根拠があった。(田中はそれを良しとしているわけではない)  AIPAC(アメリカ・イスラエル公共政策 …
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【パレスチナ備忘録】神も悪魔にはかなわない

 「パーン」。イスラエル軍の銃撃が空気を切り裂くのと同時に駆け出すのはパレスチナ赤新月社(赤十字)のレスキュー隊員だ。  音と同時に負傷者のもとに駆け付ける。驚くほかない。音だけで弾が飛んだ方角を正確に判断し、瞬時に飛び …
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【パレスチナ備忘録】皆殺しと証拠隠滅と超大型ブルドーザー

 虐殺の証拠隠滅は不可能だと思っていた。生き残りがいるからだ。  1987年、レバノンのベイルートに侵攻したイスラエル軍がパレスチナ難民キャンプを囲い込み、地元のキリスト教民兵にパレスチナ難民を虐殺させた。  その数は数 …
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