
イスラエル軍はわずか10分間でレバノン全土の100ヵ所を爆撃した。=8日、ベイルート中心部 撮影:田中龍作=
「ドカーン」。大気を切り裂く轟音と共に黒煙が空に向かって噴き上げた。首都ベイルートの中心部。
圧倒的な破壊は悲鳴さえも奪う。救急車がけたたましいサイレン音とともに駆け付けるまでの間、奇妙な静寂が一帯を支配した。
8日、イスラエルは今回の戦争が始まって以来最大規模の猛攻撃をレバノン全土に掛けたのである。死者203人以上、負傷者1000人以上。(レバノン保健省)

ヒズボラの最重要拠点ダヒアにはイスラエル軍の執拗な爆撃が続く。街の破壊され具合はガザを知る田中が見ても似ている。=3月13日、ベイルート南郊 撮影:田中龍作=
レバノンで起きていることは日本にとって対岸の火事ではありません。イスラエルが中東の勢力地図を塗り替えようとしているからです。
日本に欠くことのできない石油はどうなるでしょうか?
新聞テレビがレバノンに記者を送らない中、田中はちょうど一ヶ月にわたって現地からリポートを続けてきました。
しかし資金が底をつき滞在不可能となり、まさに断腸の思いで帰国を余儀なくされました。
イスラエルによる中東の血塗られた再編と虐殺を、見届ける必要があるにもかかわらず。
すぐにでもレバノンに引き返したい気持ちで一杯です。田中龍作を再び戦場に送り出して下さい。

















