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【トルコ発】 日本原発の輸出先 地元住民が反政府デモ参加

 トルコと原子力協定を結んだ日本は、いつでも原発輸出OKの態勢に入っている。先月3日の安倍首相のトルコ訪問で、仏アレバ社と企業連合を組んだ三菱重工は排他的交渉権を得た。  官民一体となった日本が原発を持ち込みたがっている …
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シノップの人々はお揃いの緑のベストを着て、反政府デモに沸くタクシム広場に現れた。=日本時間9日未明、イスタンブール 写真:田中龍作=
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【トルコ発】 ボスポラス海峡見下ろす反政府勢力のバリケード

 エルドアン首相の強権的な政治手法に反感を抱く人々がオキュパイを続けるタクシム広場とゲジ公園(※)は、急峻な丘の上に広がる。  角度のある坂道を降り切るとボスポラス海峡沿いの幹線道路に出るのだが、坂道には10個ものバリケ …
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白い鉄製の覆いも工事現場から拝借してきたものだ。ボスポラス海峡が前方に見える。向こう岸はアジア大陸。=7日夜(日本時間)、イスタンブール 写真:田中龍作=
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【トルコ発】 建国の父アタチュルク否定するエルドアン首相 国民反発

 「レセプ(タイープ・エルドアン首相)よ! 飲まないと人は攻撃的になるんだよ」。ゲジ公園入口で民衆にひっくり返されたパトカーに貼られたメッセージだ。  庶民の反発をよそに「夜間の酒類販売禁止法」を成立させたエルドアン首相 …
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民衆が転覆させたパトカー。後輪にアタチュルクの写真が貼られている。車体に「酒を飲ませないと人は攻撃的になるんだよ」のメッセージが。=7日、ゲジ公園入口 写真:田中龍作=
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【トルコ発】 反政府デモ 広場占拠の若者「首相は辞任すべきだ」

  反政府デモが続くトルコに昨夜(日本時間6日未明)、到着した。全土に広がる反政府デモの中心となっているイスタンブールのタクシム広場は、仕事を終えた人々が続々とつめかけ、サッカー場の何倍もある広場は老若男女で埋め尽くされ …
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=警察隊の催涙弾、ゴム弾に対応するヘルメット、ガスマスク、ゴーグルを売る露店もお目見えした。=5日夕(日本時間6日未明)、タクシム広場 写真:田中龍作=
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【諏訪都リポート】 汚染キノコと風化するチェルノブイリ原発事故

 栃木県のシイタケ農家の男性が「原発事故の風化」に抗議して東京電力本社前でハンストを決行した。ウクライナではチェルノブイリ原発事故から26年経ち、惨劇が風化する一方で、キノコはじめ食品の放射能汚染は続く。    首都キエ …
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森に少し足を踏み入れただけでふんだんにキノコが採れる。ウクライナの地が肥沃であることが窺える。=キエフ郊外の幹線道路沿いで。写真:田中撮影=
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【諏訪都リポート】 スペイン15M 元祖・怒れる若者のオキュパイ ~その3

 オクパ(オキュパイ)は多種多様だ。いかにも廃墟っぽいものから、一見、普通の家と変わらない、もしくはそれよりも魅力的なものもある。  あるオクパの前を歩いていた子連れの男性(40代)に聞いてみた。「色々と面白そうな企画を …
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市民プールの跡地(実際には建て替え予定だが長期間放置状態)を利用したオクパにて。若い建築家たちが、廃材などを利用して市民の共有スペースを作っている。畑もあり、野菜を栽培している。 =写真:諏訪撮影=
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【諏訪都リポート】 スペイン15M 元祖・怒れる若者のオキュパイ ~その2

  スペイン国内でローンが払えずに立ち退きとなる住宅は1日につき526件(2012年四半期平均 4~6月)を数える。毎日526世帯が家を失っていることになる。  不況により仕事を失い、過去の不動産バブル時に購入した住宅ロ …
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ダニエルさん(左)。パティオの中で話を聞いた。スペイン国内では、飲食店内での喫煙は禁止されているが、パティオではタバコを吸っている人もいる。=写真:筆者撮影=
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【諏訪都レポート】 スペイン15M 元祖・怒れる若者のオキュパイ

 その運動は2011年5月15日から始まった。15とMayo(スペイン語で5月)で「15M(キンセエメ)」と呼ばれている。舞台となった首都マドリッドのプエルタ・デル・ソル広場は連日、老若男女、人で埋め尽くされた。約2ヶ月 …
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ドキュメンタリー監督のステファンさん。手に持っているのは15Mのメンバーが発行している月刊紙だ。有名なライターなども寄稿している。=写真:諏訪撮影=
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【チェルノブイリ点描】 プリピャチ 一度も回らなかった観覧車

 5日後に子供たちの歓声を乗せて回るはずだった観覧車は赤錆びていた。遊園地はメーデーの5月1日に合わせてオープンの予定だった。  チェルノブイリ原発からわずか5・5キロ、原発労働者の街プリピャチ。家族も合わせて4万5千人 …
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錆びついた観覧車は風に揺れることもなく、木々の中にポツネンとたたずんでいた。=プリピャチ。写真:田中撮影=
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【チェルノブイリ報告】 リクビダートルの命削る訴え  「原発は悲劇をうむ」

 チェルノブイリ原発事故(1986年)が起き、60万~80万もの人々が収束作業員として駆り出された。高い放射能により使用不可能となったロボットに変わり、人間ロボットとして働いた彼らの事を「リクビダートル」と呼ぶ。「後始末 …
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スタニスラヴさん(74歳)。「収束作業時の夢を見る事があるか」との質問に「女性の夢は見るけど、原発の夢は見ないよ」。茶目っ気たっぷりにウインクした。=放射能医療研究所・キエフ市。写真:田中撮影=
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