女房が頬に氷をあてている。「歯茎が痛い」と言う。噛めなくて熱もあるのだそうだ。 田中が持っていた抗生物質と市販の痛み止めで急場を凌ごうとしたが、症状は改善しなかったため、近所の歯医者に行った。 受付で健康保険証を出 …
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» 貧困
「保険証が期限切れです、1万円頂きます」 貧乏人が10割負担できるか
苛酷過ぎる税金 奴隷から脱却するには革命しかないのか
「家の中を見せて下さい」。税務署の職員2人が予告もなしに拙宅にやってきた。一昨年の11月のことだ。 急襲された理由は税金の滞納だ。督促の電話や封書が相次いでいたが、払わなかった。いや、払えなかった。 踏み込もうとす …
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450食が35分ではけた 誰もが食料配布に並ぶ可能性
昭和の栄華を象徴する池袋サンシャインシティの裏手にひっそりとたたずむ東池袋中央公園。 毎月第2・第4土曜日、ここで食料・衣料の配布と医療・生活相談が行われる。(主催:NPO法人TENOHASI) 夜の帳が下り始めた …
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スーパーから衣料品売り場がなくなる日
田中家になくてはならなかったスーパーの洋服売り場が、今月一杯でフロアーごと閉鎖される。 店員は閉鎖の理由を「コロナで売り上げが落ちたため」と説明した。閉鎖した後はテナントに貸し出すのだそうだ。 「イチキュッパ」と「サ …
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山本太郎と小川淳也の温度差
北風にさらされながら街頭演説に耳を傾けていると体は芯から冷える。演説の締め括りに、小川は聴衆をねぎらうように言う。「お帰りになったら温かい風呂に浸かって体を温めて頂いて風邪などひかぬように」と。 小川らしい気配りだ。 …
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「野党共闘」の問題ではない 庶民の生活は切羽詰まっているのだ
「野党共闘は失敗だった」「いや、成果があった」の議論が世を賑わしている。前者はマスコミの論調で、後者は市民連合の山口二郎センセイらが主張する。 両者とも現実を見ていない。立憲と共産に魅力がなかったのである。これが現実 …
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地獄谷のお陰食堂で子ども達がお腹を満たす
通称地獄谷。高級住宅街と下町が混在する大田区にあって、昭和中頃まで赤線地帯だったとも青線があったとも云われる。商店が並ぶ賑やかなバス通りから階段を降りて行くと、昭和にタイムスリップしたような裏路地にお陰食堂(屋号:地獄 …
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母親は食べ盛りの子どもを連れて食料配布に並んだ
安倍スガ政治にオリンピックとコロナが追い討ちを掛け、この国の民は食べて行くのにいよいよ不自由するようになった。 きょう23日、東京・蒲田で食料配布があった(主催:フードネット大田)。労働組合、市民団体、法律事務所など …
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「消費税3%」なら自民党に投票する 自殺した方が楽になる世の中で
ユニクロが登場した頃、品物の安さに飛び上がって喜んだ。当時、新彊ウイグルでの生産が明らかになっていなかったこともあった。 トレーナーが「イチ・キュッ・パ(1980円)」で買え、ジャケットは6~7千円だったように記憶し …
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憲法改正と棄民 大人食堂に19歳の元大学生
貧困はさらに広がり若年化が進む。反貧困ネットワークの瀬戸大作事務局長が担う緊急アクションには住み家を失い、食べて行くこともできず、所持金数十円になった人々がSOSを送ってくる。 今回の緊急事態宣言発出後、SOSの中心 …
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