投稿者「tanakaryusaku」のアーカイブ

ロシア侵攻前夜 市民の多くは「戦争はない」と思っていた

 今からちょうど一年前のきょう、田中はこんな投稿をしていた。 【ウクライナ発~連投51】 昨年末、当地に来た頃、午後4時といえば陽は完全に没し、夕闇がしのび寄っていた。 それからほぼ2ヵ月、同じ時刻となっても陽はなお空に …
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【パレスチナ報告】ジワジワ進む民族浄化の恐怖

 田中は昨年末、急ぎパレスチナに飛んだ。狂信右派政権がイスラエルに誕生したからだ。ナクバを警戒する声が現地から聞こえてきたのである。  ナクバ(大災厄)。イスラエル建国(1948年)により、75万人ともいわれるパレスチナ …
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【会計報告】2022年12月~23年2月15日

■総支出 370万1,800円 ■皆様にお寄せ頂いた支援金 168万5,436円 200万円という莫大な赤字となりました(詳細は下段に)。いつカードが止まるか。借金に怯えながらも田中がジャーナリスト人生を懸けて取材を続け …
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【パレスチナ発】ハリネズミ国家になれ

 すべてのケースとは言わないが、戦争は先に手を出した方、つまり侵略した方が負ける。米国の陰謀があったにせよ、である。  他国に攻め込めば(侵略すれば)兵站線が伸びる。その分資金も兵力も膨らむ。他国に攻め込むには誰をも納得 …
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【パレスチナ発】民族浄化に抗議の金曜礼拝 直後にイスラエル国境警察襲来

 狂信右派のネタニヤフ政権がナクバという名の民族浄化を目論む東エルサレム・シルワン地区。  イスラエル軍が取り壊しに来ると見られている集合住宅の前で地元のアラブ人たちが金曜礼拝を捧げていた。いつもの金曜礼拝ではなく取り壊 …
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【パレスチナ発】 狂信右派政権は古都で隣人を根こそぎ排除する

 ユダヤ教徒の盛装をした男性とへジャブの女性がすれ違う。ここはユダヤ教徒とイスラム教徒が混在する古都東エルサレムだ。  密接しているだけに、ユダヤ民族とアラブ民族の憎しみのボルテージはあがる。  ウエストバンク(ヨルダン …
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不寛容は戦争と侵略を生む

 ウクライナ東部を実効支配するロシア軍がウクライナの本を焼却している、とCNNが伝えた。  報道に触れた時、田中はまったく驚かなかった。ウクライナ北部に侵攻したロシア軍が基地化していた小学校に、銃で撃ち抜かれた国語の教科 …
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【パレスチナ発】オモチャの銃を持っていた少年はイスラエル軍に射殺された

 東エルサレムのシュワハト難民キャンプ入口で、おもちゃの銃を持っていたハマッド・アリ少年(17歳)がイスラエル軍に射殺された。1月25日のことだ。遺体は2月4日、イスラエルから返されてきた。その夜、キャンプ近くの墓地に埋 …
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【パレスチナ発】「銃弾隠し持つ」内偵情報で家を砲撃される理不尽

 4日あさ6時30分頃、イスラエル軍がジェリコのパレスチナ難民キャンプを急襲した。  攻撃されたのはアガット・ムガッティさん宅。家人13人(アラブ人は大家族制)が負傷、死者はいなかった。  鉄筋二階建ての家は、壁がスッポ …
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【パレスチナ発】戦争に巻き込まれれば、殺され家も自由も奪われる

 「アラブ人に死を」と叫ぶベングビール国家治安相がナクバと呼ばれる民族浄化を企図しているエリアのひとつ、東エルサレム・シルワン地区-  ユダヤ教徒の聖地である嘆きの壁からは1㎞と離れていない。雨さえ降っていなければ肉眼で …
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