神聖不可侵の吸血鬼に向かって市民たちが「カネ返せ」と叫び続けた。財務省解体を求め「消費税廃止」「インボイス廃止」を訴えたのである。(主催者:ころん氏)
大臣経験者の知人が在任当時、財務省の力の源泉である特別会計にメスを入れようとしたところ翌朝には自分の資産状況や愛人まで大蔵省(現財務省)から調べ上げられていた、という。
財務省は官僚の財布と呼ばれる特別会計を差配することで霞ヶ関の各省庁を支配下に置く。特別会計は一般会計の4倍近くもの予算額を持ち、国会のチェックも入らない。財布の財布たるゆえんだ。(2024年度の特別会計=約436兆円/一般会計=約112兆円)
民主党(現立憲)の衆院議員だった石井紘基氏は、特別会計について国会で質問する日の朝、暗殺された。2002年のことだ。
マスコミは国有地を世話してもらったり、税の減免をしてもらったりで、財務省には頭があがらない。タブー中のタブーであるため誰も触れないのだ。
結果、財務省のやりたい放題となる。官僚を肥え太らせるために、国民は血を吐くような苦しい思いをしながら税金を納め続けるのである。
消費税を納めきれずに倒産する零細の個人事業者が続出しようとも、官僚たちは温々と過ごせる。それが財務省という名の吸血鬼が支配する日本の現状である。
「100万人プロジェクトでやらないとこの国は変わりません」。主催者のころん氏は声を大にして指摘した。
「財務省に媚を売って国会議員になっている奴は要らない」とも。
売国議員を放逐するには、あと何回、選挙を経なければならないのだろうか。それまで国民は野垂れ死にしはしないだろうか。
~終わり~
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