
レバノンの戦火はとりあえず止んだが、ヒズボラの体力低下によりシリア第2の都市で戦闘が激化した。=10月19日、ベイルート郊外 撮影:田中龍作=
シリア第2の都市アレッポで戦闘が激化している。アレッポを急襲した反政府軍にシリア政府軍とロシア軍が空爆を掛けているようだ。
悪いなりに安定していたアレッポが反政府軍の侵攻を招いたのは、アサド政権の私兵となっているヒズボラの力が、イスラエルとの戦闘で弱まったためだ。
レバノンとイスラエルが停戦した矢先の戦闘激化だ。この地域で戦火が止むことを期待する方が無理なのか。
スラム出身の青年がヒズボラの戦闘員となり、シリアに赴き殉教する。戦乱の地の経済的徴兵制はあまりに惨い。

シリアで戦死したレバノン青年の遺影。=2015年、ベイルート郊外 写真:田中龍作=
~終わり~
◇
【読者の皆様】
レバノン取材の大借金を抱えたまま、無謀にも兵庫県知事選挙に赴きました。借金まみれです。