
炎天下、ボランティアたちは山本太郎を国会に送り出すため懸命に支援を呼びかけていた。=2013年7月、都内 撮影:田中龍作=
れいわは一部の読者が指摘するようなヨチヨチ歩きではない。れいわという組織を差配するのは、設立24年の歴史を持つ「市民の党」なのだから。
汗水流して献身的に山本太郎の選挙を支えるのは、事務所のスタッフやボランティアたちだ。だが、彼らには規約上、れいわの運営に口出しする権利はない。
カンパの支援者たちも同様に、規約上、れいわの運営に口出しできない。お金を出していながら、である。
ごくごく一握りの「市民の党」のメンバーが、多数のスタッフや膨大な数のボランティアを支配する。
れいわの中でチャキチャキの市民の党のメンバーは沖永明久事務局長たった一人だ。
れいわがロスジェネ、年金生活者など生活困窮者に対して開かれた党であるならば、規約を変えて、支援者が党運営に関与できるようにすべきだ。
例えば代表選で支援者が一票投じることができるようにする。自民党でさえ党員が総裁選で投票できるのだから。
それが れいわ を民主的な政党にする方法である。
~終わり~