» ジャーナリズム

写真で綴る東京都知事選2020

 『女帝』は一度も街頭に立たなかったが、数少ない露出をカメラは見逃さなかった。  不気味な笑顔と氷のように冷たい目。かしずく都職員は粗相のないよう緊張しきっていた。  野党共闘の御旗のもと、野党の党首たちは宇都宮候補の応 …
続きを読む»

黒川検事長、軽すぎる処分の影に記者クラブあり

 記者との賭け麻雀で辞職した黒川検事長に対する処分が軽すぎる問題で、野党はきょう26日、法務省からヒアリングした。  この問題で法務省は黒川検事長一人から聞き取り調査して処分を下した。記者3人からは事情を聞いていないのだ …
続きを読む»

大袈裟太郎が活写する香港「ジャーナリズムと命を天秤にかけた」

 好評につき入手困難となっていた大袈裟太郎の写真集『Moment of the Water・Hong Kong 2019』がやっと手元に届いた。  日本のジャーナリストとして最も足しげく香港に通い詰めたのが大袈裟だった。 …
続きを読む»

フリージャーナリストへの取材制限 記者クラブ側が要請 ~続報

 きょう、共産党広報から田中はじめ複数のフリージャーナリストに連絡があった。要点は2つ。 ・「部屋が狭いので(記者会見場にフリーを)無制限に受け入れるわけにはいかない」 ・「フリーの質問は一般(マスコミ)の記者の質問が終 …
続きを読む»

番記者制度という災厄 フリーに開放したところで…

 権力にとって不都合な特定の記者を、番記者たちが官邸とグルになって質問させまいとする。ネット上で騒然となった。  首相、官房長官、大臣…権力者が朝起きてから夜寝るまで金魚のフンのごとく付いて歩くのが番記者だ。もちろん定期 …
続きを読む»

『i-新聞記者ドキュメント』が示す日本マスコミの異常

 東京新聞・望月衣塑子記者の取材活動を追った『i-新聞記者ドキュメント(監督:森達也)』。試写会が6日、東京・駿河台の明治大学であった。  『i』が題材にしているのは「辺野古移設問題」「伊藤詩織・準強姦事件」「森友問題」 …
続きを読む»

試写会後の質疑応答。「官邸に乗り込んだ時は恐怖よりも怒りが先に走った」。=5日、明治大学 撮影:田中龍作=

「進次郎、滝クリ」でコミ選再び

 「進次郎と滝クリ」。マスコミ挙げての大騒ぎを見て父親の小泉純一郎首相(当時)を思い出した。  小泉首相が仕掛けた郵政選挙(05年)も今回同様、マスコミが総動員された。郵政が民営化されれば、世の中すべてバラ色になるかのよ …
続きを読む»

進次郎議員はどこに行ってもマスコミに囲まれる。口調は勇ましいが驚くような話はない。=昨年3月、自民党大会 撮影:田中龍作=

「れいわ」報道 不偏不党なんて言ってる国情じゃない

 「特定の政党に肩入れすべきではないのでは?」というご指摘を頂く。確かに正論である。正常な国にあっては、ジャーナリストは不偏不党であるべきだ。  しかしこの国は愚かな為政者による破壊が進み、国民の多くが骨をきしませながら …
続きを読む»

選挙期間中、マスコミは大挙して街宣現場に訪れていながら、黙殺を続けた。=7月12日、都内 撮影:田中龍作=

山本太郎、テレ朝で “放送事故” 

 もう地上波テレビ局からお呼びはかからないだろう。日本政治のタブーに触れてしまったのだから。  前参院議員の山本太郎がけさ、テレビ朝日の「羽鳥慎一モーニングショー」にスタジオ生出演した。  今回の選挙での躍進や原発問題な …
続きを読む»

=テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」画面より=

Yesと言わない限り性暴力 被害女性が法の新設を政府に要望 

 「被告から見て明らかにそれと分かる形での抵抗はなかった」。性交に同意していなかったとは認めたものの「被害者が抗拒不能の状態だったと認定できない」・・・  性暴力をめぐっては、首を傾げたくなる判決が最近、相次ぐ。この国は …
続きを読む»

一般社団法人Spring代表理事の山本潤さん。加害者に甘い法運用の見直しを、涙で声を詰まらせながら求めた。=13日夕、霞が関司法記者クラブ 撮影:田中龍作=