» ジャーナリズム

『i-新聞記者ドキュメント』が示す日本マスコミの異常

 東京新聞・望月衣塑子記者の取材活動を追った『i-新聞記者ドキュメント(監督:森達也)』。試写会が6日、東京・駿河台の明治大学であった。  『i』が題材にしているのは「辺野古移設問題」「伊藤詩織・準強姦事件」「森友問題」 …
続きを読む»

試写会後の質疑応答。「官邸に乗り込んだ時は恐怖よりも怒りが先に走った」。=5日、明治大学 撮影:田中龍作=

「進次郎、滝クリ」でコミ選再び

 「進次郎と滝クリ」。マスコミ挙げての大騒ぎを見て父親の小泉純一郎首相(当時)を思い出した。  小泉首相が仕掛けた郵政選挙(05年)も今回同様、マスコミが総動員された。郵政が民営化されれば、世の中すべてバラ色になるかのよ …
続きを読む»

進次郎議員はどこに行ってもマスコミに囲まれる。口調は勇ましいが驚くような話はない。=昨年3月、自民党大会 撮影:田中龍作=

「れいわ」報道 不偏不党なんて言ってる国情じゃない

 「特定の政党に肩入れすべきではないのでは?」というご指摘を頂く。確かに正論である。正常な国にあっては、ジャーナリストは不偏不党であるべきだ。  しかしこの国は愚かな為政者による破壊が進み、国民の多くが骨をきしませながら …
続きを読む»

選挙期間中、マスコミは大挙して街宣現場に訪れていながら、黙殺を続けた。=7月12日、都内 撮影:田中龍作=

山本太郎、テレ朝で “放送事故” 

 もう地上波テレビ局からお呼びはかからないだろう。日本政治のタブーに触れてしまったのだから。  前参院議員の山本太郎がけさ、テレビ朝日の「羽鳥慎一モーニングショー」にスタジオ生出演した。  今回の選挙での躍進や原発問題な …
続きを読む»

=テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」画面より=

Yesと言わない限り性暴力 被害女性が法の新設を政府に要望 

 「被告から見て明らかにそれと分かる形での抵抗はなかった」。性交に同意していなかったとは認めたものの「被害者が抗拒不能の状態だったと認定できない」・・・  性暴力をめぐっては、首を傾げたくなる判決が最近、相次ぐ。この国は …
続きを読む»

一般社団法人Spring代表理事の山本潤さん。加害者に甘い法運用の見直しを、涙で声を詰まらせながら求めた。=13日夕、霞が関司法記者クラブ 撮影:田中龍作=

「パスポート返せ」 フリージャーナリストが河野外相を提訴

 ウソの理由をつけて問答無用。いかにも安倍政権らしい手法でパスポートを取り上げられたフリージャーナリストの常岡浩介氏が、外務大臣を相手取り、返納命令の取り消しを求める訴訟を、きょう東京地裁に起こした。   外務省は違法手 …
続きを読む»

フリージャーナリスト常岡浩介氏。=24日、日本外国特派員協会 撮影:田中龍作=

田中龍作の「安倍首相、被災地慰問ヤラセ報道」に自由報道協会賞 

 昨年7月、安倍首相が豪雨に見舞われた倉敷市の避難所を訪問した。大雨のさなか酒盛りをしていた、として世の批判を浴びた「自民赤坂亭」から6日後のことだった。  作り笑いで被災者に労いの言葉をかける首相。マスコミは首相が、い …
続きを読む»

電通による東京五輪のタダボラ問題を追及した本間龍(写真奥)氏と共に受賞した。=23日、参院会館 撮影:乾真規氏=

『田中龍作ジャーナル』は読者の良心が支えるメディアです

 読者の皆様。きょうは恥をしのんで申し上げます。『田中龍作ジャーナル』の財政事情についてです。かなり危うくなっております。  ホームページの入稿ソフトに不具合が見つかりました。信頼できるWebデザイナーが友情価格で修復を …
続きを読む»

自らの議席を投げうって衆院大阪12区に立候補した宮本氏の義挙に応えるため、田中は赤字覚悟で大阪に出張した。=13日、寝屋川市 撮影:田中龍作=

奇策 保釈中のゴーン逮捕で消し飛んだ「安倍‐麻生道路」

 「私が忖度した」。塚田一郎国交副大臣の問題発言で、にわかに疑惑が浮上することになった「下関‐北九州道路」。地元では「安倍‐麻生道路」と呼ばれる代物で、第2の関門橋あるいは第2の関門トンネルを目指す。  きょう野党が合同 …
続きを読む»

弘中弁護士は「考えられない」を連発し激しく憤った。=4日午後、日本外国特派員協会 撮影:田中龍作=

記者クラブは「冤罪製造装置」の重要パーツである

 「本部長がウチの検事正に直接電話してきて筋の悪い事件(無理筋)を押し付けてくるんだよ」…田中が若かりし頃回っていた、西日本のある地検で検事からこぼされたことがある。本部長とは県警本部長で、検事正とは地検のトップだ。   …
続きを読む»

小沢一郎が政治資金規正法違反に問われた陸山会事件は、検察とマスコミが捏造した冤罪事件だった。写真は無罪判決が出た瞬間。=2012年、東京地裁前 撮影:田中龍作=