平和安全法制という名の戦争法案を国会に上程し軍国主義にひた走る安倍政権。
市民団体がきょう「安保法制整備を止めるよう」防衛省に申し入れた。(主催:有事立法・治安弾圧を許すな!北部集会実行委員会/立川自衛隊監視テント村など)
申し入れの参加者の中には、米軍や自衛隊の基地周辺に暮らす人々の姿が目についた。日米の軍事協力がさらに進むことに危機感を強める。
「バスストップから基地ストップの会」に所属する女性は、米軍座間基地近くに住む。
「基地がない地域に比べ戦争が身近にある私たちが声をあげていきたい」と訴えた。
航空自衛隊入間基地の周辺に暮らす主婦は、安倍政権の軍国主義化を憂う。
「(経済的)徴兵制はもう来るでしょう。格差社会で若者は貧乏になっている。とんでもない時代になった」と顔をしかめた。
マイクを握った彼女は「軍縮を語る政治家はいない。国の主役は国民である私たち。ともに頑張りましょう」。
「国民の命と平和な暮らしを守り抜く・・・」。安倍首相は自衛を強調する。
先の戦争も「自衛」の名目で突き進んでいった。この国はまた同じ失敗を繰り返すのだろうか。
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