
「会派おきなわ」の記者会見。「音源前提ではなく玉城氏が県知事候補として適任である」とした。=23日午前10時、沖縄県議会 撮影:田中龍作=
翁長知事が死去直前に後継者として挙げたとされる音源に疑義ありとして、玉城デニー氏への支持を保留していた沖縄県議会・中道保守の「会派おきなわ」が、全会一致で玉城氏を推すことを正式に決めた。きょう(23日)午前、記者会見して明らかにした。
これを受けてマスコミ各社は「玉城氏、沖縄県知事選出馬へ」と速報した。だが玉城陣営は慎重な姿勢を崩さない。
ある後援会幹部は『田中龍作ジャーナル』の取材に「出馬への思いはある」としながらも「ボールは(翁長後継の候補者を選考する)調整会議の手の中にある」と話した。「選挙に勝てる環境を整えて出馬要請してくれる方が有難い」というのだ。
別の後援会関係者は、選挙を戦う態勢が翁長知事の時と同じになっていないことに懸念を示した。「汗をかいているフリをしている組織がある」「選挙資金も明確になっていない」などの理由をあげた。
出馬表明は上記がクリアできた後となる。
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