証明できなかった山下教授の御高説

雨樋の下にカウンターを置くとケタ違いに高い線量を示した。(25日、飯舘村長泥。写真:筆者撮影)

雨樋の下にカウンターを置くとケタ違いに高い線量を示した。(25日、飯舘村長泥。写真:筆者撮影)


 この男は何の意図があって科学の常識とかけ離れた言説を撒き散らすのだろうか? 福島県放射能リスクアドバイザーを務める山下俊一・長崎大学大学院教授のことである。

 気象庁によれば台風2号から変化した熱帯性低気圧の影響で福島県は30日、強風と大雨に見舞われるものと予想されている。

 強い風で福島原発一号機から排出される高濃度の放射性物質が飛散し、雨が大気中の放射性物質を吸い込んで地上に降り注ぐ。大方の科学者はじめ世の良識ある人々は、過去のデータをもとに、福島県内の放射能汚染が進むことを心配しているのだ。

 ところが山下センセイは逆である。今朝のNHKニュースを見ていて筆者は「まだ悪夢の途中なのだろうか?」と何度も目をこすった。センセイは「放射性物質は福島第一原発から20キロ以上飛ばない」「大雨に特別な対策を講じる必要はない」と言い放ったのである。

 上段の写真をご覧頂きたい。去る25日、飯舘村長泥地区の雨樋下で計測した線量だ。ガイガーカウンターは「462・1μSv/h」という眩暈がするような数値を記録した。大気中の放射性物質を雨が吸い土壌で濃縮される。極あたり前の法則通りの結果だ。

 30μSv/hを超えるとアラームが鳴るように設定したカウンターはけたたましい金属音をあげ続けた。ここは福島第一原発から30キロの地点だ。

 「20キロ以上は飛ばない。大雨に特別の対策を講じる必要はない」とする山下センセイの御高説は、残念ながら証明できなかったのである。

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