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【ベネズエラ・カラカス発】ゴミ袋が生活の糧 食べて行けない人々のマドゥロ離れ

 すべての労働者が食べてゆけるはずの社会主義国でゴミ袋を漁る人々の姿を見かけた。  地元メディア関係者によると珍しくも何ともない光景になっている、という。  ハイパーインフレで食料を手に入れるのが困難になった結果、食べて …
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男性はゴミ袋の中から食べ物を見つけると、すぐに手に取って口の中に入れた。=20日、カラカス市内 撮影:田中龍作=

【ベネズエラ・カラカス発】 手術ができない 使用期限切れの薬を投与

 ベネズエラの人道危機を目のあたりにした ―  カラカス市内の公立病院を訪ねた。看護師が見せてくれた薬棚には薬瓶がわずかに収められていた。  看護師は一つ一つを手に取って見せてくれた。驚いたのは、薬がほんの少ししかないこ …
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小さな薬棚にわずかな薬しかなかった。ほぼ全てが使用期限切れだ。=20日、カラカス市内 撮影:田中龍作=

【ベネズエラ・カラカス発】 独裁政権の報道規制 真実を伝えるとクビ

 カラカス空港に頻繁に出入りする業者によると、21日から入国審査がさらに厳しくなる、という。主な対象はジャーナリストだ。  2018年5月の大統領選挙は、マドゥロ大統領が野党の有力候補を投獄、あるいは国外追放したうえで実 …
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大統領公邸前には土のうが積んであった。いつでも臨戦態勢に入れる構えだ。=19日、カラカス 撮影:田中龍作=

【ベネズエラ・カラカス発】インチキと独裁の行き着く先 安倍政権が続くとこうなる

 ハイパーインフレで食料は手に入らず、子どもはゴミ箱を漁る。餓死者も珍しくない。医薬品もなく患者は苦しみながら死んでいく。すでに人口の約10%にあたる300万人が国外に脱出した。  田中を南米ベネズエラまで駆り立てたのは …
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公共輸送機関が少ないためトラックの荷台に乗る人々も。18日、カラカス市内 撮影:田中龍作=

【パリ発】「孫にXmasプレゼントも贈れない」マクロン政治恨む年金生活者

 戦火に見舞われているのでもない、それも一等国でこんな寂しいクリスマスがあるのだろうか ―  パリから北北東へ約45㎞の街、サンリス。街といってもガソリンスタンドとドライブイン以外に商店らしきものはない。郊外型の大型ショ …
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マクロン大統領から見れば、ちっぽけなクリスマスツリーだった。=24日夕方、サンリス 撮影:田中龍作=

【パリ発】国営放送にデモ ネットにもテレビ受信料「政府広報に払いたくない」

 搾り取られて、あげくに洗脳される・・・フランス庶民は日本人のように黙っていなかった。  黄色いベストたちが22日、国営放送「フランスTV」に押しかけた。口々に「政府寄りの報道が目立つ国営放送に受信料を払いたくない」と言 …
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国営放送の正面玄関に押しかけた黄色いベストたち。=22日、パリ市内 撮影:田中龍作=

【パリ発】警察官たちが大統領府にデモ 「我々は共和国を守ってるんだ、マクロンを守ってるんじゃない」

 ついに警察官までもが立ち上がった―  「このままでは共和国を守れない」。治安組織がガタガタになっているのにもかかわらず、それを改善しようとしない政府に危機感を抱く警察官たちが、20日夜(日本時間21日朝)、大統領府のエ …
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大統領府に向かおうとする警察官たちのリーダー(左)は「通してくれ」と機動隊の隊長に迫った。隊長は「通せない」と断った。デモ隊は「セーエルエス・アベック・ヌー(機動隊も一緒に)」の合唱となった。=日本時間:21日午前7時頃、写真右側がエリゼ宮方面=

【パリ発】超高級ホテルの労働争議 メイドの月収は一泊料金の1/10

 一握りの金持ちのために人々は奴隷となって働く。新自由主義に毒されたフランスを象徴するような労働争議が今、パリで起きている。  超高級ホテルの代名詞ともいえるハイアットホテル。とりわけパリの「パーク・ハイアット・パリ・ヴ …
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労働総同盟CGTのホテル部門専従は「ハイアットの闘いが他のホテルの闘いにも影響を与える」と檄を飛ばした。=20日、パリ・ハイアットホテル前 撮影:田中龍作=

【パリ発】現代の奴隷、移民労働者がデモ「我々にも権利を」 日本もこうなる

 日本の近未来を見る思いだった。移民労働者たちが18日夜(日本時間19日未明)、パリの大通りでデモを掛けたのである。「俺たちも市民として扱え」「我々にも権利を」と訴えて。待遇改善などといった生やさしいものではない。  デ …
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プラカードには「移動の自由を認めろ」。移民として事実上受け入れている以上まっとうに扱え、という意味だ。=19日未明(日本時間)、パリ市内 撮影:田中龍作=

【パリ発】軍も警戒の異常事態 高校バリケード封鎖、マクロンにNON

 下町で高校生たちが機動隊に追いかけられる光景を見たことがある。彼らの高校では1ヵ月前から週2~3回、生徒たちがバリケード封鎖をする。マクロン大統領の教育改革に反対してだ。  きょう19日、彼らの高校を訪ねた。生徒たちは …
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マクロン大統領の教育改革に「NON」のプラカードを持ち、バリケードの上に座り込む生徒。=18日朝8時頃、パリ市内 撮影:田中龍作=