検察ぐるみの検事正レイプ 真相究明求め女性議員ら立ち上がる

稲田元防衛相は再審法改正において検察の抗告禁止を訴える急先鋒だった。手前はひかりさん。=9日、衆院会館 撮影:田中龍作=

上司の検事正からレイプされた部下の女性検事が辞職に追い込まれる、という不可解な事件。

検察の組織ぐるみの犯罪を究明する第三者委員会の設置を求める国会議員の会が超党派で発足し、きょう、第一回目の会合が開かれた。

女性検事ひかりさん(仮名)は辞表をすでに提出しているが、退職手続きが終わっていないため、身分はまだ検事である。

ひかりさんは泥酔させられて検事正・北川健太郎の官舎に連れて行かれ性的暴行を受けた。「これでオマエは俺の女だ」と言われながら3時間もレイプされ続けた。北川はバイアグラを服用していたようだ。

泣き崩れそうになるひかりさんの手を森元法相が握りしめた。=9日、衆院会館 撮影:田中龍作=

検察は北川の犯罪を隠すために、あの手この手で隠ぺい揉み消しを図った。北川と男女関係にあった女性副検事が事実無根のスキャンダルを垂れ流した。ひかりさんはPTSDを患った。

検察から独立した第三者委員会の設置を求めて立ち上がったのは、森雅子元法相、稲田朋美元防衛相ら弁護士資格を持つ議員だ。

彼女たちは再審法の改正で検察の抗告禁止を強く求めた。袴田巌さんのような冤罪被害者を出さないためだ。

きょうの初会合で稲田議員は次のように語った。「再審法と同じ悔しさだ。検察の組織ぐるみの隠ぺいを検証しなければならない…検察が治外法権のようになった。自浄作用がない」と。

森元法相(左)とひかりさん。=9日、衆院会館 撮影:田中龍作=

求める会会長の森元法相は「我々が何もしなかったら、また犠牲者が出る。また冤罪被害者が出る」。司法の現場を知っているだけに強い危機感を抱く。

二十数年前、検察の裏金を調べていた大阪高検の三井環検事が詐欺の容疑で、検察に逮捕されたことがあった。検察は組織防衛のためだったら、どんな汚い手でも使ってくる。

「求める会」の議員たちが検察の報復を受けるのではないか。心配だ。

森元法相にぶつけると「(検察は)やってくるでしょうね。恐ろしい組織ですから。でも頑張ります」とケレン味なく答えた。腹は座っている。

 ~終わり~

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