» ジャーナリズム

死刑廃止 元警察官僚・亀井静香氏「冤罪は現にある」

 『週刊女性』誌上で好評連載中の漫画「ニコラオスの嘲笑」。まさに冤罪が作られようとしている様がリアルに描かれていて読む者をひきつける。電子版で10巻を数えるロングランとなっている。  ニコラオスは、サンタクロースの起源と …
続きを読む»

亀井氏は記者会見後、死刑制度維持派の記者に詰め寄られたが、諄々と諭した。=6日、日本外国特派員協会 撮影:筆者=

一枚の写真が世に出るまで

 「この子だけでも何とか生き延びてほしい」。シリア難民の男性は、有刺鉄線の隙間から我が子を、ハンガリーに入国した難民仲間に手渡した。父親の目は「子供を頼むよ」と強く訴えている。  ウォーレン・リチャードソン氏(オーストリ …
続きを読む»

ウクライナ軍基地を制圧するロシア軍部隊。力による占領の証拠写真だ。ケツの穴に入れて東京に持ち帰るつもりだった。=2014年3月、クリミア半島 写真:筆者=

リークが示す 大メディアと権力はオトモダチ

 「土曜の(深)夜、さる筋から連絡がありましてね」・・・在京テレビ局の警視庁詰め記者が田中の電話取材に答えた。    国は日曜(21日)未明、経産省前にあった脱原発テントを強制撤去した。「外に出たらガードマンとマスコミ( …
続きを読む»

道路の対岸から強制撤去のもようを撮影する大メディア。従順だ。これでは機動隊に殴られ、首を絞められる住民の痛みなど伝えられるはずがない。=7月22日、沖縄・高江 撮影:筆者=

【靖国神社】戦争ができる国になって初めての終戦の日

 終戦の日の靖国神社。朝6時の開門から参拝客が引きも切らない。毎年変わらぬ光景だが、71回目の今年は、いつにもまして靖国神社の存在意義が問われている。   境内を歩くと靖国名物の蝉しぐれに混じって、 冥土に行った戦没者た …
続きを読む»

憲法改正されて自衛隊が国防軍になった時、写真の説明は「靖国神社を参拝する高級将校」となるのだろうか。=15日午前 靖国神社神門前 撮影:筆者=

舛添叩きの裏で進む 逮捕されたら「ハイそれまでよ」

 マスコミが舛添叩きに血道をあげる裏で、ファシズムに向けた動きがまたひとつあった。  通信傍受(盗聴)法と刑事訴訟法(取り調べ可視化)の改悪法案が参院を通過したのである。衆院に送られて来週にも成立する見通し。  通信傍受 …
続きを読む»

市民たちは国会議員に向かって刑訴法、通信傍受法の改悪に反対する声を2週間連続で上げ続けた。=17日、衆院会館前 撮影:筆者=

軍国マンガ 『少年サンデー』に登場

 マンガ雑誌が戦前に逆戻りしたようだ。『少年サンデー』に軍国マンガが登場したのである。タイトルは「あおざくら 防衛大学校物語」(二階堂ヒカル作)。27日発売号から連載がスタートした。  物語は成績優秀な高校生が進路に悩む …
続きを読む»

堂々の巻頭カラー。編集部の力の入れようが分かる。軍へのあこがれを掻き立てる少年読者は少なくないだろう。=『少年サンデー』誌面より 撮影:筆者=

国連・表現の自由調査官 「タカイチ大臣に会いたかった」

 「確固たる目的があって来日した」と語る調査官は、日本の言論状況をよく調べていた。わずか1週間の滞在でよくここまで把握したものだ。  国連・表現の自由調査官のデビッド・ケイ氏(国際人権法学者)が、きょう、日本外国特派員協 …
続きを読む»

デビッド・ケイ調査官。「日本のジャーナリストは『匿名でなければ言えない』と頼んできた」。=19日、日本外国特派員協会 撮影:筆者=

「日本政府のキャンセルで遅れた」 国連・表現の自由査察官が来日

 「当初は昨年末、来日するはずだったが、日本政府が遅らすよう言ってきた」-    デイビッド・ケイ国連「表現の自由」査察官(法学者・国際人権法)がきょう、都内で記者団に明らかにした。  特定秘密保護法の制定などで国際的に …
続きを読む»

記者団からの質問に答えるデイビッド・ケイ国連「表現の自由」査察官。=12日、有楽町 撮影:筆者

「山尾叩き」 官邸べったりメディア本領発揮 

 強い者には阿(おもね)り、弱い者は徹底的に叩く。マスコミの本領が存分に発揮された。  民進党の山尾しおり政調会長が『週刊新潮』で報じられた金銭問題について、今夕、記者会見を開いた。衆院会館の党会議室はカメラマンも含めて …
続きを読む»

カメラは山尾氏が困惑する表情をねらった。=6日夕、民進党会議室 撮影:筆者=

ヘイト野放し 有田議員「警察は抗議女性の首を絞めたのか」

 右に優しくて左に厳しい ― 警察の性格が露骨に表れたデモ警備だった。3月27日、韓国料理店や韓国グッズ店が軒を連ねコリアンタウンと異名をとる新大久保で“事件”は起きた。  在特界隈主催のヘイトデモだった。「●●人は日本 …
続きを読む»

歩道上から大人しく撮影していただけなのだが、警察は田中を力づくで排除してきた。逮捕されることも覚悟した。=2013年2月、大阪鶴橋 撮影:筆者=