「日本新聞協会賞」って何だ? 安倍首相の意向を忖度する大新聞

「森友疑惑」を白日のもとにさらけ出した立役者2人。豊中市議会の山本いっとく(左)、木村真議員。=国会前 撮影:筆者=

「森友疑惑」を白日のもとにさらけ出した立役者2人。豊中市議会の山本いっとく(左)、木村真議員。=国会前 撮影:筆者=

 今年度の新聞協会賞候補に朝日新聞の「森友報道」が挙がっているそうだ。笑止である。

 拙ジャーナル(2月16日付け)でも指摘したが、「国有地の不正払い下げ」は朝日のスクープではないのだ。

 地元・豊中市議会議員の木村真議員(無所属)が情報公開を求めて2月8日に提訴。朝日新聞は提訴後の記者会見を受けて報道した(翌9日付)に過ぎない。

 豊中市議会などで地道に追及を続けていた木村議員は、報道各社に情報を提供するなどした。記者たちは豊中市議会も取材していた。

 それでも報道されない。木村議員は業を煮やして提訴したのである。

 報道機関の弱腰について全国紙OBは「上司が訴訟を恐れているからだ」と指摘する。

提訴後の記者会見であれば、マスコミは報道する。写真は2月9日の記者会見ではありません。=大阪地裁・司法記者クラブ 撮影:筆者=

提訴後の記者会見であれば、マスコミは報道する。写真は2月9日の記者会見ではありません。=大阪地裁・司法記者クラブ 撮影:筆者=

 大新聞社は法務部門があり財力もある。なぜ追及しないのか不思議でならない。「森友問題」では安倍首相の意向を忖度していたのだろうか?

 田中龍作ジャーナルが名誉棄損による高額の損害賠償請求を起こされれば、立ち行かなくなる。それでも田中は権力の犯罪を書く。権力者の意向を忖度するようなことはしない。

 訴訟を起こされても敗れないように、二重三重にウラを取り、「音声記録」「証拠書類」を確保する。それでも敗れる時は敗れる。資金力のある権力と戦うのは、身を削る思いだ。

 日本新聞協会賞は、タブーを告発した数々のスクープに対して贈られてきた。

 「大阪地検特捜部検事の調書改ざん(2010年度・朝日新聞)」「昭和天皇がA級戦犯合祀に不快感=富田メモ(2006年度・日経新聞)」などは時の政権を驚愕させた。

 提訴後の記者会見を受けてようやく報道し始めたのでは「新聞協会賞」の名が泣く。

   ~終わり~

    ◇
皆さま。『【ガザ写真集】いとも簡単に殺される命』を発表しました。イスラエルの軍事侵攻から3年が経っても忘れてはならない、過酷な現代史を写真で振り返ります…https://note.mu/tanakaryusaku/n/n911aacf9f1e1

   ◇
郵便局まで行くのが難しい方々。海外在住の皆様。『田中龍作ジャーナル』はクレジットカードによるご支援も可能になりました…https://note.mu/tanakaryusaku を御利用下さい。 
         ↓
タイトル【●●写真集】をクリック → 下にスクロール → [クリエーターをサポート]をクリック

田中龍作の取材活動支援基金

■郵便局から振込みの場合

口座:ゆうちょ銀行
記号/10180 番号/62056751

■郵便振替口座

口座記号番号/00170‐0‐306911

■銀行から振込みの場合

口座:ゆうちょ銀行
店名/ゼロイチハチ・0一八(「ゆうちょ銀行」→「支店名」を読み出して『セ』を打って下さい)
店番/018 預金種目/普通預金 口座番号/6205675 口座名/『田中龍作の取材活動支援基金』

■ご足労をおかけしない為に

ゆうちょ銀行間で口座引き落としができます。一度窓口でお手続きして頂ければ、ATMに並んで頂く手間が省けます。印鑑と通帳をお持ち下さい。
記号/10180 番号/62056751 口座名/タナカリュウサクノシュザイカツドウシエンキキン

連絡先
tanakaryusaku@gmail.com
twitter.com/tanakaryusaku

ジャーナリズム