横浜市長選挙最終日(22日)、山中陣営の街宣会場となった桜木町駅前広場。
ハマのドンこと藤木組の藤木幸夫会長と共産党議員たちが談笑の輪を作っていた。
両者は一昨年にあったカジノの勉強会で意気投合し、その後も良好な関係を維持している。
「ミナト横浜を守る」ことにおいて右も左もないのである。地元出身の共産党衆院議員・畑野君枝氏は「オール横浜なのよね」と力を込める。
米軍から島と海を守る「オール沖縄」とよく似ている。自民党良識派、社民、社大(沖縄の地域政党)、共産党が結束する。
横浜の選挙を差配する藤木会長を取り込んだことも大きいが、有権者が党派、信条を超えて幅広く結束したことが何よりの勝因だろう。
結束して戦わないことには私たちが滅ぼされる。いま共通の敵は新自由主義だ。
新自由主義は水や医療までをも強欲資本に売り渡す。公立病院や保健所の削減も新自由主義に基づくものだ。コロナが襲ってきても、満足な医療体制があれば、ここまで酷い状態にはならなかった。
新自由主義政策を進めているのが、いわずと知れた自民と維新だ。
客から搾り取ることで成り立つカジノは、新自由主義の部類に入るだろう。
「次の市議会議員選挙で自民党は全員落とす」。ハマのドンこと藤木会長は激しい口調で言う。それも目を据えて。
「オール庶民」で結束できる戦線を構築すれば、自公維を打ち破ることができる。
~終わり~