パラリンピック開幕を5日後に控え、空港は外国人選手の到着ラッシュとなっている。きょう18日、羽田空港で取材した。
パラリンピック選手たちは底抜けに明るかった。明るさが障がいに打ち勝つパワーになっているのだろうか。こちらが励まされる思いだった。
一方で彼らを政治利用するオリパラ組織委や菅首相に、怒りが込み上げた。
スペイン、ブラジル、ドイツの選手たちは、2時間前に羽田に着いたという。自転車競技の選手たちは、これから伊豆の合宿所に向かう、という。
PCR検査は陰性であってもウイルスを保有している可能性は十分過ぎるくらいにある。
事実オリンピック選手の来日を機に感染は急拡大した。
オリンピックで第1次感染爆発を、パラリンピックで第2次感染爆発を引き起こそうというのだろうか。
無謀な太平洋戦争で、突出して無謀だったのが、インパール作戦(1944年・昭和19年)だった。
功名心にはやる牟田口廉也中将が強行を主張したとされるが、牟田口中将を菅首相、森元首相と置き換えることもできる。
日本兵はわずかな食料しか持たず飢えとマラリアで2万6千人が命を落とした。
コロナ感染による累計の死者は、この数を確実に上回るだろう。
2ヵ月のうちに2度までインパール作戦を発動する国。令和のニッポンで白骨をさらすのは、私たち庶民である。
~終わり~