
「パラリンピックは今すぐ中止」「学校観戦は今すぐ中止」・・・女性はストレートに訴えた。=30日夕、高円寺駅前 撮影:田中龍作=
「子どもを危険な所に連れて行ってはいけない」とあれほど言ったのに、悪夢が現実となってしまった。
「学校連携観戦プログラム」に参加した千葉市の市立中学校の引率教師2人が新型コロナウイルスに感染したのである。同じバスに乗っていた生徒たちは濃厚接触者となる。本人も家族も不安でならないだろう。
千葉市の中学より3~4日後の28日と29日にパラリンピックを観戦したのが、杉並区の小中学生2,600人弱だった。 田中龍作ジャーナルでも観戦の危険性を指摘した。
拒否できない学童たちが、欲に凝り固まった大人(区長、教育長、校長)たちの犠牲となったのである。
すぐに地元市民らが反応した。きょう30日夕方、高円寺駅前で「パラリンピックすぐ止めろ、学校観戦すぐ止めろ」と声をあげたのである。
一行は日頃、官邸前や都庁前などでオリパラ反対を呼びかけているが、杉並区が「学校連携観戦」を強行したため、今回は区長のノド元で訴えることにしたのである。
マイクを握った女性は「田中良(区長)は田中悪です。来年は区長選挙があります」と呼びかけた。

行き交う通勤客に向かって「NO OLYMPICS/ NO PARALYMPICS」と呼びかけた。=30日夕、高円寺駅前 撮影:田中龍作=
~終わり~