都内の幼稚園児、小中学生、高校生81万人をオリパラ観戦させる・・・ウソだと思いたいが、政府と東京都による狂気の動員が進行中であることが、きょう24日、あらためて確認された。
政府側が言うような「新型コロナ感染症が拡大する前の令和元年度に組織委員会が募集した」企画ではなく、今年度、都が41億円もの予算を投じた、立派に生きている企画なのだ。
24日あった対政府ヒアリングで、この問題が取り上げられた。原口一博議員(立憲)の追及は痛切だったー
「子供を動員する企画が進んでいる。N501Y変異株は非常に感染力が強い。子供を犠牲にするのか、と保護者は思ってしまう」
スポーツ庁の大谷圭介スポーツ戦略官は次のように語った―
「私共は、感染症対策をキチンと立てなくてはならないという認識でいる。観客の上限を組織委員会で検討しているので、その検討を十分把握したうえで考えたい」。
感染症対策を立ててどうかなるのであれば、71万8,864人の感染者、1万2,312人の死者は出ていないはずだ。(厚労省24日午前0時現在)
東京都教育委員会のオリパラ教育担当に電話取材した。担当者は「大会そのものがどうなるか分からないので」としながらも、園児、小中学生、高校生81万人の動員を認めた。そのうえで「(競技観戦に連れて行く)準備はしておく」と答えた。
東京都が計上している41億円は、観戦チケットの購入費や観客誘導の人件費などに充てるという。
公費を投じて子供たちを危ない所に突っ込ませる。これは戦争だ。令和の学徒動員である。
~終わり~
◇
『田中龍作ジャーナル』は生活者の視点からニュースを伝えます。コロナの波をもろに被り運営が厳しくなっています。