「取り調べの全面可視化を実現する議院連盟」は28日、小沢・民主党幹事長の元秘書・石川知裕衆院議員(=政治資金規正法違反で逮捕・拘留中)を2月9日の総会に招くことを決めた。
小沢幹事長の資金管理団体「陸山会」の収支報告書への記載漏れで東京地検特捜部に逮捕された石川議員の拘留期限は2月4日で切れる。石川氏が9日の総会に出席すれば、検察の取り調べと自らの供述内容を明らかにするだろう。
もし「私は『小沢先生に指示されて○○した』などとは一切供述していません」と石川氏が語れば、これまでのマスコミ報道とは180度違うことになる。
石川氏の話すことが真実であれば、世論操作を狙った検察のリークであり、メディアはそれを垂れ流していたことが白日の下に晒されることになる。検察に対する世論は厳しくなるだろう。マスコミはいつものごとく頬被りを決め込むはずだ。
鳩山首相は「全面可視化法案」には慎重な姿勢を示している。今国会での成立を危ぶむ声もある。法務省や警察庁の横ヤリだ。法務省は検察庁に遠慮し、警察は囮捜査や「落とし」ができなくなると御託を並べているのである。
「取調べの全面可視化を実現する議連」への石川氏の出席は、大きなターニング・ポイントになる。石川氏を外に出さないために、検察は何がしかの容疑を見つけてきて再逮捕を打ってきたりはしないだろうか。
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