
たった2人の右翼を数十人の警察官で守った。=19日、国会正門前 撮影:田中龍作=
右翼が敵陣に乗り込んできた。それも国会正門前では最大の動員数を持つ『「戦争させない・9条壊すな」総がかり行動』主催のデモに。
この手のデモに対して右翼は必ずと言ってよいほど威嚇にやって来る。だが警察は200mも手前の国交省前で右翼を制止し、デモ会場には近づけないようにしていた。
今回、右翼は警察の規制を潜り抜けた。車両には右翼特有の「反共マーク」を付けているのにもかかわらず、だ。
デモ参加者からは「警察はどうして右翼を守るんだ?」の怒号があがった。
5月15日、杉並区であった「反門ひろこデモ」では「安保解消反対」のノボリを持って闖入してきたネトウヨを警察は排除した。
19日の国会正門前に限って規制が甘かったのは何故か。右翼は一体、どうやって国会前の厳重な規制を潜り抜けたのか。

「レイシスト帰れ」。デモ参加者は中指を突き立てて右翼を追い返そうとしたが…=19日、国会正門前 撮影:田中龍作=
時系列として考えられるのが、野党議員と市民団体が国会前での過剰警備を控えるよう警視庁に要請に出向いたことだ。野党議員は1日に、市民団体は4日に警視庁を訪れた。
警視庁は市民団体の要請書を受け取りもせず、名刺も出さなかった。
野党議員に対しては名刺こそ渡したが、対応は冷淡だった。「ご意見承りました」と受け流し、「善処します」とさえ言わなかったのだ。
19日にあった国会正門前デモを主催した市民団体の代表と登壇した野党議員は、警視庁を訪れたのとほぼ同じ顔ぶれである。
「舐め腐ったマネしやがって「オマエたちの言う事なんて聞いてられないよ」。
独断と偏見で言えば、右翼の侵入を許したのは警視庁の意趣返しである。

横断歩道の対岸も大勢のデモ参加者で溢れ返っていた。=19日、国会正門前 撮影:田中龍作=
~終わり~
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