
イスラエル軍の爆撃で家を破壊され途方に暮れる家族。「今夜はここで寝る」と力なく話した。=2014年、ガザ 撮影:田中龍作=
罪なきパレスチナ住民が大量に虐殺されそうなガザの状況を伝えなければならない・・・そんな気持ちを抑えることはできませんでした。
取材資金のメドが立たないのにもかかわらず日本を飛び出た理由です。
戦争を引き起こした責任は確かにハマス側にもあります。
一方でイスラエルがパレスチナ住民を虫けらのように殺してきたのも紛れもない事実です。
事実、ヨルダン川西岸を支配しているのはハマスではありません。西岸では毎日誰かがイスラエル軍に撃ち殺されています。
パレスチナに何度も足を運んできた田中龍作がこの目で見てきた事実です。

イスラエル軍は少年を出会い頭に射殺した。額を見事に撃ち抜いていた。西岸を支配しているのはハマスではない。=今年1月、ヨルダン川西岸 撮影:田中龍作=
ガザ境界に行くには危険手当を含めてドライバーに日額1千ドル(約14万円)払わなければなりません。
すでに飛行機代、ホテル代でクレジットカードをこすりまくっており、カードが止まる恐れもあります。
かといってこのまま帰国すれば現地ジャーナリストの友人はじめガザの人々を見捨てたことになります。
田中龍作にハマスとイスラエルの最終戦争の行方を見届けさせて下さい。田中龍作このままでは死んでも死にきれません。