日常生活の「違和感」や「気づき」をお伝えしたい。
田中龍作ジャーナルは大上段に振りかぶった政治の大問題や国際情勢ばかりをお伝えするメディアではありません。
記事にならなくても、日々「あれっ?」と思った事を掬い上げていきます。
小さな変化が時代を変えて行くことにつながるからです。
第一回目は、ラーメン。
ドラッグストアの最下段に「激安価格」の文字が踊る。
5食入り袋めんが、なんと328円。
隣に並んでいる同じく5食入りの塩ラーメンは469円だから、なんと141円差だ。
141円あれば何か他の食品が買えそうだ。豆腐か、ちくわ。。。
今年に入ってからのたび重なる食品値上げで、5食入りの袋めんは軒並み400円台に突入した。
469円というのが、通常価格である。
きょうび、バラ売りの袋めんが100円を超えるのだから、安いは安い。
激安価格328円が、損を承知の企業努力であるのがよくわかる。セールの目玉だろう。不動産業界で言えば囮(おとり)物件か。
この4月中に値上げが予定されている食品は5000品目を超えるという。
激安価格が普通ならば、ラーメンに乗せるトッピングが一品増えていたはずなのだ。
食い物の恨みは深い。
~終わり~