プーチン大統領が21日のテレビ演説で核兵器の使用に言及した―
「私の国(ロシア)は核兵器を保有している・・・もしロシアの領土、ロシア国民が脅かされるようなことになれば、我々が持つすべての兵器を使う」。
最後は「これは脅しではない」と締めくくった。
不気味なのは「領土と国民が脅かされるようなことになれば核を使う」としていることだ。
プーチン政権はルハンスク、ドネツク、ザポリージャ、ヘルソンの4州で23日から住民投票を実施する。4州がロシアに帰属することをデッチ上げるのである。住民投票の最終日は27日。
巷間言われているような電子投票だった場合、その日のうちに見え透いた結果が出る。
4州はウクライナ軍が奪還に向けて攻勢をかけている地域だ。プーチンのセリフはウクライナ軍をけん制する狙いがある。
とはいえ国民の9割が「領土を取り返すまでウクライナ軍は戦うべき」との意志を示していることから、ゼレンスキー大統領は抗戦を続けるものと見られる。
通常戦では勝てないロシアが最後の手段である核の使用に踏み切るのか。固唾を飲んで見守る他ない。
~終わり~
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読者の皆様
プーチンによる核攻撃が現実味を帯びてきました。
南部ミコライウ原発近くに戦術核搭載が可能なイスカンダルミサイルを撃ち込んだことも、不気味な暗示となっています。
世界を破滅に導く恐れさえある戦争の行方を見届けさせて下さい。
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