ウクライナ軍が奪還したイジューム近くの幹線道路上でロシア製のT72 B3M戦車がみじめな姿をさらしていた。
T72 B3M戦車はT72戦車をベースにバージョンアップしたもので、ロシア軍最強のT90戦車と同レベルの戦力を誇る。
T72 B3M戦車は砲塔と砲身が吹き飛ばされていた。同行のウクライナ軍兵士によれば、携行型対戦車ミサイルのジャベリンの餌食になった。
砲身にワグネル社のサインが入っていた。傭兵会社の戦闘員が乗っていたのだろう。
軍隊出身者によればワグネル社の傭兵はロシア軍の正規兵と同レベルの練度だそうだ。
ただしワグネル社傭兵は士気においてロシア軍正規兵より落ちる。
そのロシア軍正規兵にしてから、何のために戦っているのかわからずに戦場に送り出されている状態だ。
「トレーニングと言われてウクライナに来た」と話す兵士がいたというが、事態を象徴する。
プーチン大統領が予備役30万人の招集を発表したが、練度と士気の落ちる兵隊を100万人投入しても戦力にはならない。
ロシアが軍事力で奪取したルハンスク、ドネツク、ザポリージャ、ヘルソンは遠からずウクライナ軍に奪還されるだろう。プーチン大統領が「我々の領土とロシア国民の安全が脅かされた」といって核兵器の使用に踏み切ったりしなければよいのだが。
~終わり~
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読者の皆様
プーチンによる核攻撃が現実味を帯びてきました。
南部ミコライウ原発近くに戦術核搭載が可能なイスカンダルミサイルを撃ち込んだことも、不気味な暗示となっています。
世界を破滅に導く恐れさえある戦争の行方を見届けさせて下さい。
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