
大統領府前に昨日までなかった高射砲が配備されたことは、戦争の局面が変わったことを示す。兵士はノーフォトと言ったが、田中は勝負時だと思いカメラのシャッターを切った。=26日、キエフ市 撮影:田中龍作=
大統領府前に26日、高射砲が配備された。少なくとも25日まではなかった。
ロシア軍の陸上部隊はキエフ郊外で苦戦を強いられており、首都中心部までは入って来られない。
プーチン大統領が狙うレジームチェンジもできない状態だ。
このため空からの部隊が大統領府を急襲するとの見方がある。国民に徹底抗戦を呼びかけるゼレンスキー大統領の身柄を確保することも作戦の一つである。
ウクライナとロシアは25日から停戦協議を行っていた。モスクワ発の報道によると、ウクライナ側が拒否したという。
ロシア軍がさらに強行な作戦に出る可能性がある。

高射砲はジープが引いていた。カネのある中東・北アフリカの国々では、トヨタのピックアップトラックに積まれていたりする。機動性に優れるからだ。=26日、キエフ市 撮影:田中龍作=
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ウクライナの若者たちは世界最強の軍隊にモロトフカクテル(火炎ビン)で立ち向かおうとしています。
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