東京都モニタリング会議「制御不能・自分の身は自分で守れ」

小池知事。モニタリング会議後の記者会見。STAY HOMEが空々しい。=12日、都庁 撮影:田中龍作=

 新型コロナウイルスの感染状況を監視する東京都モニタリング会議が、事実上のギブアップ宣言をした。

 「かつてないほどの速度で感染拡大が進み、新規陽性者が急増しており、制御不能な状況である」- きょう12日の同会議で、国際感染症センター長の大曲貴夫氏が冒頭切り出した。

 7日間平均の新規陽性者数の増加比が7週連続して100%を超えている、という。

 大曲センター長は「災害レベルで感染が猛威を振るう非常事態。災害時と同様、自分の身は自分で守ることが必要」と強調した。

 行政側それも医療の責任者が都民に対して「自分の身は自分で守れ」と言い放ったのである。

 医療の役割を放棄した発言は、棄民を公言したに等しい。

 自宅で重症化しても病院に受け入れてもらえず、死んで行くケースが珍しくなくなってきた。大曲センター長の発言は正直と言えば正直だ。

モニタリング会議。絶望的な状況ばかりが報告された。=12日、都庁 撮影:田中龍作=

 事態を受けて小池都知事は「ステイホーム」「くれぐれも不要不急の外出は控えるよう」とメディアを通じて都民に要請した。

 「バッハIOC会長の銀ブラはどうなるんだ?」と聞く記者もいなかった。田中や横田一氏が指名されることはない。小池知事の覚えめでたい記者しか当たらないようになっているのだ。

 知事は「毎日のお買い物を3日に一回に減らす」とも要請した。世間知らずにも程がある。

 豪邸に住めば大型冷蔵庫に3日分の食料を詰め込めるだろうが、庶民はそうはいかない。

 田中家のように汚くて小さなマンションには、小さな冷蔵庫しか入らないのだ。3日分の食料など どだい 無理である。

 「オリンピックなんかやってはダメ」。現場の医師の警告も聞かず強行したため、感染爆発を引き起こしたのである。

 「パラリンピックは中止すべき」。都内の診療所を掛け持ちしコロナに対応する医師は、唸るように言った。

      ~終わり~

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