弥縫策は尽きた すぐにでも野戦病院を

救急車は遠方のナンバーだった。=13日、都立広尾病院 撮影:田中龍作=

 きょう13日、東京都内の一日あたりの新規感染者は5,773人。過去最多となった。

 都モニタリング会議は、今月18日には1日1万人を超えると予測する。1,000人に1人が感染することになるのだ。

 2万人以上が自宅でコロナに苦しみ、家族に感染させるのではないかと怯える。

 救急車が患者を乗せても、受け入れ先の病院が決まるまで5時間、6時間かかるのはザラだ。8時間というケースもあった。

 「もうベッドが一杯なので受け入れを断っている」「20代なのに両側の肺が真っ白」・・・

 「都立広尾病院に勤務する友人の医師が伝えてきた話」として、都内の発熱外来を掛け持ちする医師が田中にショートメッセージを送ってきた。昨夜遅くのことだ。

 田中は夜が明けると、広尾病院に足を運んだ。現場の看護師に聞くと「(空きは)ゼロではないが、病床は逼迫している」と辛そうに答えた。

=13日、都立広尾病院 撮影:田中龍作=

 都立広尾病院は今年早々、都の肝いりで、コロナ重点病院となった。コロナに対応する分、一般病床は削減させられたのである。

 にもかかわらず、新規のコロナ患者を受け入れる余裕はなくなってしまった。他の病院をコロナ重点病院としても、感染が拡大すれば、広尾病院と同じ状態になるだろう。

 専門家諸氏や新聞テレビの言う「病床使用率」は、もはや屁のツッパリにもなりはしない。

 弥縫策は尽きたのである。継ぎ当てのしようがないのだ。

 事態は野戦病院を作らないことには対応できない所まで来ている。晴海の五輪選手村を「コロナ病院」にすれば、早くて現実的なのだが。

  ~終わり~

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