
大型バスに乗って選手村に入って来る外国人選手たち。=19日、晴海 撮影:田中龍作=
選手村で18日、南アフリカの選手2人が新型コロナ検査で陽性となった。選手村ではこれまでに大会関係者1人の陽性が確認されている。
2019年末、武漢で最初の新型コロナ感染者が出ると、一気に感染拡大した。選手村もこれと同じだ。
現在、世界各国から続々と五輪選手が日本に到着している。選手村は入村ラッシュとなっているが、選手たちはコロナウイルスの培養器の中に飛び込んでいくようなものだ。
気の毒なのは日本の選手である。自宅にいれば安全なのに、わざわざ危険な選手村に入らなければならない。

コロナウイルスにまみれた選手村にわざわざ入る日本チーム。=19日、晴海 撮影:田中龍作=
入村、滞在する選手の数はまだまだ膨らむ。
選手村は最大規模のバブルで穴だらけである。拙ジャーナルでも指摘した。
選手たちを乗せて練習場と選手村を往復するバスの運転手。公共交通機関で選手村に通う夥しい数のボランティアスタッフ。
培養器からコロナウイルスが東京、そして全国各地に撒き散らされる。

選手村から練習場に向かう選手を乗せたバス。運転席の横にパーテーションはないようだ。あっても空気感染するため危険なことに変わりはない。=19日、晴海 撮影:田中龍作=
~終わり~
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