もう無理筋なのは明白なのに「人類がコロナに打ち勝ったとして開催」するなどと最高権力者が妄想を公然と口にする。ホラーの領域に入ったとも言えるのが東京オリンピックだ。
電通に支配されるマスコミは、狂気に異を唱えず追従するありさまだ。
このご時世にあって、まっとうな理性と感性を持った市民たちが、今夕、新宿アルタ前で「東京オリンピックの中止」を呼びかけた。(主催:オリンピック災害おことわり連絡会)
同連絡会はオリンピック延期が決まるまでは毎月24日に、延期決定後は毎月23日に、丸の内や新宿で「五輪反対」を訴えてきた。2020年五輪は7月24日が、2021年五輪は7月23日が開催日となるからだ。
一行は日本がコロナに見舞われる前の去年9月から「オリンピックは災害だ」と訴えていたのである。
連絡会のメンバーによれば、コロナ後は、人々の「オリンピック反対アピール」を見る目が暖かくなった。チラシの受け取りも良くなった、という。
冒頭、「オリンピック開催は無理筋」と書いた。飛行機が動かないのにどうやって選手を運んで来るのか。
かりにワクチンが開発されて飛行機が動きだしたとしても選手たちがワクチン接種を嫌がる。副作用も怖いが、何よりドーピングにかかる恐れがあるからだ。
副作用で体を壊しても、ドーピングにかかっても、選手生命は終わりだ。
オリンピックは金食い虫だ。この国は子供ばかりでなく大人も満足に食えなくなっている。フードバンクが全国で開催され、食料は飛ぶようになくなる。
コロナ禍による医療崩壊も目前に迫る。オリンピックに現(うつつ)を抜かしている場合ではないのだ。
~終わり~
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