米国の著名キャスター、ジョージ・ラモス氏とそのTVクルーが26日(日本時間)、大統領公邸でマドゥロ大統領へのインタビュー中、身柄を拘束された。
ジョージ・ラモス氏が、「飢餓にあえぐ若者がゴミ箱を漁る映像」を大統領に見せ、質問しようとしたところ、いきなり拘束された。
映像が「ベネズエラに人道危機はない」とするマドゥロ政権の主張を否定することになったためだ。大統領は激怒したという。
知らせを受けた米国大使館が「ただちに拘束を解くよう」ベネズエラ政府に要請したため、ラモス氏らは約3時間後に解放された。
「ベネズエラの若者がゴミ箱を漁る」映像を記録した機材は、マドゥロ政権に没収された。
英紙『ガーディアン』によれば、ベネズエラ政府は、ラモス氏らを国外退去処分とする。
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ジャーナリストの質問が気にいらないからと言って身柄拘束する南米の独裁政権。記者の追及が不都合だからといって質問妨害する首相官邸。
日本はベネズエラの一歩手前のところまで来ています。大借金を背負っての南米取材です。ご支援何とぞ宜しくお願い申し上げます…