西日本豪雨で町の3分の1が水に浸かった倉敷市真備町。災害ゴミと呼ばれる膨大な量の瓦礫が、町中に溢れた。国道沿いの瓦礫は自衛隊による撤去活動ですっかり撤去されたが、県道や市道などでは、まだ大量の瓦礫が残る。
ところが防衛省は「岡山県での自衛隊の瓦礫撤去活動は(8月1日時点で)全行程終了した」と正式に表明した。きょう2日、国会内で開かれた立憲民主党の豪雨災害対策本部会議で同省が明らかにした。
知人の倉敷市民によると自衛隊は7月末頃から撤収を始めた、という。岡田小学校での入浴サービスにあたる部隊などはまだ残っているそうだ。
対策本部会議で立憲民主党の高井崇志議員(岡山1区)は「まだまだ真備町の瓦礫は全然かたづいていない。何とかお願いします」と自衛隊の活動継続を求めた。
自衛隊が去った後、撤去作業にあたるのはボランティアとみられる。政府は「ボランティアの数が不足している」とボヤくが、自衛隊を出し渋っていることは明白だ。そもそも初動からして出し渋っていた。「助かる命も助からなかった」という反省は、安倍首相や小野寺防衛相にないのだろうか。
〜終わり~
◇
郵便局まで行くのが難しい方々。海外在住の皆様。『田中龍作ジャーナル』はクレジットカードによるご支援も可能になりました…https://note.mu/tanakaryusaku を御利用下さい。
↓
タイトル【●●写真集】をクリック → 下にスクロール → [クリエーターをサポート]をクリック