月別アーカイブ: 2015年12月

渋谷区仮庁舎前で野宿者が越年 締出しにリベンジ

 宮下公園を締め出された野宿者(ホームレス)たちが、リベンジの思いを込め渋谷区役所仮庁舎の前で年を越す。  仮庁舎前には大型テントが建ち、炊き出し用の鍋が湯気を立てていた。  大晦日の昼食は定番の雑炊となった。110食が …
続きを読む»

雑炊の他に差し入れの弁当や おにぎり も振る舞われた。=31日、渋谷区役所仮庁舎前 撮影:筆者=

元レバノン大使「来年、日本でIS問題が起きる」

 あの時、彼の警告に耳を傾けていれば世界はここまで危険にならずに済んだ。  彼とは元レバノン大使・天木直人。ブッシュの米国がイラクに侵攻した2003年3月 ―  「国連決議なしのイラク攻撃は何があっても阻止すべきである」 …
続きを読む»

「小泉は米国と通じていたから本当に許せなかった」。天木氏は当時を振り返った。=28日、都内 撮影:筆者=

イスラエル核攻撃と福島原発事故

 大津波と東電・福島原発事故に見舞われた三陸海岸に「ダビデの星」が、現れた。  IDF Home Front Command。イスラエル軍の野戦病院である。2011年4月2日、現地を訪れた筆者は前頭葉を ワシづかみ にさ …
続きを読む»

IDFとはイスラエル国防軍(Israel Defense Forces)の略。「ダビデの星」が三陸沖からの海風に はためいて いた。=2011年4月、宮城県南三陸町 撮影:筆者=

「新国立A案」は惨劇の序章 森喜朗古墳の下に死屍累々 

 新国立競技場建設をめぐるドタバタ劇の新たな幕があいた。  新聞、テレビは「接戦の末、A案に決まった」と はしゃぐ 。最終章が国民にとって惨劇となっても「オレの知ったこっちゃないよ」とばかりに。  政府がJSC(日本スポ …
続きを読む»

「新国立A案」。各紙とも22日夕刊トップでデカデカと。

「拉致被害者はアベ晋三に利用された」 実兄が明るみに

 拉致問題を最も巧みに政治利用し総理にまで上り詰めた男 ― アベ晋三の実態が明るみに出た。  拉致被害者・蓮池薫さんの兄、蓮池透さん(元拉致被害者家族会事務局長・現在は退会)が近著『拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と …
続きを読む»

会見に臨む蓮池透さん。終始淡々とした口調だったが、日本政府とマスコミに対する不信の念が溢れていた。=21日、日本外国特派員協会。写真:田中=

山口教授「自民は大阪維新と くっついて 3分の2取る」

 「手を こまねいて いたら自民は大阪維新と くっついて (来夏の参院選で)3分の2取る」。こう予測するのは法政大学の山口二郎教授(政治学)だ。  選挙情勢に詳しく政界の事情にも明るい山口教授の分析だけに現実味がある。理 …
続きを読む»

小林節氏は「『安倍さんよりはいいだろう』をキャッチコピーにする」とアイデアを出した。=20日、千代田区 撮影:筆者=

「武器を売らないで下さい、私たちを殺します」 

 日本が人殺しの道具を売って大もうけしようとしている。  同盟国であるオーストラリアのターンブル首相がきょう来日、安倍首相と会談する。  総額4兆円超の潜水艦(8~11隻)輸出が会談のテーマに上るものと見られる。安倍首相 …
続きを読む»

「武器輸出反対ネットワーク」設立の記者会見。=17日、衆院会館 撮影:筆者=

【パリ発】ルペンと橋下 加速する極右化

 「マリーヌ(ルぺン)、プレジデント(=ルペンを大統領に)」・・・支援者のコールが鳴り止まなかった。  支援者の熱狂には別段驚きはしなかった。驚いたのはメディアの熱狂ぶりだ。  ルペン党首のアップを撮影し、インタビューを …
続きを読む»

父親と違い大衆路線をアピールするマリーヌ・ルペン党首は笑顔を絶やさなかった。=13日、リール 撮影:筆者=

【パリ発】第一報 右翼と極右で地方議会を掌握 政権党の社会党が全滅の選挙区も

 「右傾化」などという生やさしいものではない。右翼と極右で地方議会を押さえてしまったのだ。  フランスの地域圏議会選挙は13日、決戦投票が行われ、サルコジ前大統領率いる共和党とルペン党首の国民戦線が2党で、議席の大半を獲 …
続きを読む»

国民戦線が記者会見場に選んだのは、社会党の元大統領の名前を冠した体育館だった。白旗を掲げた敵陣営に乗り込んだ格好だ。写真はルペン党首。=13日、フランソワ・ミテラン・スペース(リール) 撮影:筆者=

【パリ発】凱旋門前に翻る ‘NO WAR NO WARMING’

 「地球温暖化防止」と「反戦」が結びついた。と言っても市民レベルだが。  パリで開かれていたCOP21(国連気候変動枠組条約第21回締約国会議)最終日の21日、各国の環境団体、市民団体、平和団体などが凱旋門前に集った。( …
続きを読む»

中南米系、欧米系、アジア人、アメリカ・インディアン…あらゆる人種が参加していた。環境問題と戦争の脅威が世界に拡がっていることの表れだ。=12日、パリ大軍団通り 写真:筆者=