
みんなの党本部に陳情したが事務所の中には入れてもらえず、暗い廊下での立ち話となった。=19日午前9時頃、平河町 写真:筆者=
特定秘密保護法をめぐる攻防で野党の一角が崩れようとしている。みんなの党が与党との間で修正合意に傾いたのだ。
合意内容に呆れる。▼特定秘密の指定者を行政の長としていたのを首相(府)へも広げる▼チェックする第3者機関を首相(府)が担うというものだ。
これではますます恣意的に運用される。首相に独裁の権限を与えることになる。みんなの党は官僚政治の打破を掲げて立党した。ゆえに官僚独裁よりも「首相独裁」の道を選んだのだろうか。
危機感を抱く人々が今朝8時から みんなの党 本部前で抗議の声をあげた。すぐに制服警察官が駆けつけ遠巻きにしたが、参加者が次々とやって来て、抗議集会が終わる9時頃には約30人にまで膨らんだ。
集会後、党本部事務所を訪れ「みんなの党が国民のことを思うなら自民党との修正には応じないで下さい」と陳情した。
午後からは みんなの党、日本維新の会の議員事務所を回り「修正には応じないよう」呼び掛ける。

秘密保護法は警察の権限を肥大化させる。警察官の多さが同法の性質を象徴しているようだった。=午前8時頃 平河町 写真:筆者=