なだらかな稜線を描く山が幾重にも連なり、谷を小川が流れる。日本一美しい村と謳われた福島県飯舘村。東電福島第一原発の放射能漏れ事故により村の景色は一変した。 例年10月上旬ともなれば、たわわに実った稲穂が黄金色の絨毯を …
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「情報隠し」タグアーカイブ
【福島・飯舘村】美しい村がプルトニウムの村になった
「東電情報隠し」の裏で進行する放射能汚染 ~その9~
原子力担当の武藤栄副社長の記者会見は23日から社名と氏名を名乗らなければならないようになった。途端に民放の記者たちは、おとなしくなった。借りてきた猫のようである。たまに質問しても東電側が泣いて喜ぶような「ヨイショ質問 …
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「東電情報隠し」の裏で進行する放射能汚染 ~その8~
国民生活を大混乱に陥れる未曾有の原発事故を引き起こしながら20日目にして初めて公の場に姿を現した男は、何ひとつ悪びれるところはなかった。 東京電力の勝俣恒久会長が30日、東京電力本店で記者会見を開いた。電力行政を壟断 …
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「東電情報隠し」の裏で進行する放射能汚染 ~その7~
危険な施設で最も危険な作業に従事させられ犠牲となったのは、下請け作業員たちだった。 放射能漏れが指摘される福島原発3号機で24日、復旧作業にあたっていた作業員3人が被曝、うち2人はβ線火傷を負い病院に搬送される事故が …
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「東電情報隠し」の裏で進行する放射能汚染 ~その6~
武藤栄・東京電力副社長の記者会見は、聞けば聞くほど意味が分からなくなる。「言語不明瞭・意味不明」だ。 23日午後4時20分頃、MOX燃料を使用する3号機から黒煙が上がっているのが確認された。 3号機をめぐっては2 …
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「東電情報隠し」の裏で進行する放射能汚染 ~その5~
枝野官房長官が廃炉に言及しても「申しあげる段階ではない」(21日記者会見)と交わす武藤栄・東京電力副社長は面妖な人物だった。 記者団の質問をノラリクラリと交わしてやたらと話が長い。低音でよく聞き取れないのも記者泣かせ …
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「東電情報隠し」の裏で進行する放射能汚染 ~その4~
ニッチもサッチも行かないとはこのことである。20日、福島原発3号機の原子炉格納容器の圧力が高まっていることが分かり、東京電力は容器内の気体を放出させるために外部につながる弁を開放することを検討した。 3号機はMOX燃 …
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「東電情報隠し」の裏で進行する放射能汚染 ~その3~
東電の発表姿勢は先ず「最善のシナリオ」を提供する、と前稿で指摘させて頂いた。17日正午過ぎからの東電記者会見はその極致だった。 白煙が立ち上がる3号機に同日午後から警視庁の高圧放水車で陸上から水を注入する、と新聞・テ …
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「東電情報隠し」の裏で進行する放射能汚染 ~その2~
福島原発事故をめぐる東電の発表姿勢は先ず「最善のシナリオ」を提示することだ。 16日午前の記者会見では、朝から白煙が立ち上る3号機について記者団の質問が集中した。3号機は14日、水素爆発を起こし建屋が吹き飛んだ代物だ …
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