5日後に子供たちの歓声を乗せて回るはずだった観覧車は赤錆びていた。遊園地はメーデーの5月1日に合わせてオープンの予定だった。 チェルノブイリ原発からわずか5・5キロ、原発労働者の街プリピャチ。家族も合わせて4万5千人 …
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「原発事故」タグアーカイブ
【チェルノブイリ点描】 プリピャチ 一度も回らなかった観覧車
【チェルノブイリ報告】 リクビダートルの命削る訴え 「原発は悲劇をうむ」
チェルノブイリ原発事故(1986年)が起き、60万~80万もの人々が収束作業員として駆り出された。高い放射能により使用不可能となったロボットに変わり、人間ロボットとして働いた彼らの事を「リクビダートル」と呼ぶ。「後始末 …
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「原発隠しの民・自党首選に乗せられるな」
秋風が吹き始めたというのに、永田町だけが勝手に熱い季節に入った。政権与党の民主党と最大野党の自民党が党首選に突入した。民主党の代表は解散まで首相の座に居座り、自民党の総裁は選挙後に首相となる可能性が高い。両党の投票日ま …
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【福島報告】 子供の甲状腺検査 県立医大「2年後では遅いという根拠は?」と開き直る
原発事故で被曝した福島の子どもたちの甲状腺検査は遅々として進まない。検査を受けても結果はなかなか明らかにしてもらえない。業を煮やす父母や環境団体が13日、甲状腺検査の実務を仕切る福島県立医大を訪ね、改善を要求した。 …
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「原子力規制委員会発足」 閣議決定の日、経産省包囲
福島の原発事故から、今日で1年半が経つ。東電と共に責任を負う政府は、原発再稼働に向けてまっしぐらだ。この日、野田内閣は「原子力規制委員会」を9月19日に発足させることを閣議決定した。 委員5人のうち3人は、原子力村 …
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野田首相が福島訪問 住民「再稼働は正気の沙汰ではない」
これほど国民の生活と健康に無神経な宰相が、かつていただろうか。大飯原発を再稼働させた野田佳彦首相が7日、原発事故がまだ収束していない福島を訪問した。 福島県庁前で首相を待っていたのは、地元住民たちによる「帰れコール」 …
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【国会事故調・報告書】 提言は踏みにじられたまま原発が再稼働した
「官邸は東電に」「東電は官邸に」「原子力安全委員会は電力会社に」…それはまるで責任のなすりあい大会だった。「国会事故調」の参考人聴取のことである。 菅直人首相、勝俣恒久東電会長、班目春樹・原子力安全委員会委員長(肩書 …
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【リオ発・諏訪京】 国連環境会議 「福島原発事故」伏せたかった日本政府
「国連はもうダメだ」…現地のNGOからはこんな落胆の声が上がっていた。20年ぶりにブラジルで開かれた「リオ+20」に対して、NGO環境各団体から厳しい批判が相次いだ。 まとめられた成果文書のタイトルは、「われわれが望む …
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~続~九州で初めて放射性瓦礫が燃やされた日
瓦礫が燃やされた23日は、北九州市役所でも大きな動きがあった。試験焼却が始まる正午までに、市役所ロビーには近隣都市などからも含めて100人の市民が集まった。北橋健治市長に会い、焼却の中止を求めるためだ。 市の職員たち …
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